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主婦のつぶやき 母のつぶやき

99.9%人は思った通りに動かない

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前回のブログの最後に、娘とお散歩したら小さな大根をもらったという話をさらっと書いたのですが、もう少し大根の話をさせてください。

娘が生まれる前の私は、一緒に住み始めてすぐの頃は家事のやり方が効率悪く、今日はスーパー、明日はドラッグストア…というように週に何度も買い出しに行ってはすごい時間を使ってしまっていたのですが、ミニマルな暮らしを追求するようになってからは、外出も最低限になりました。
仕事がなく、近くに友達もいないうえ、習い事やボランティアなども参加していなかったので、買い出しに行く必要がないのなら家から出る必要もなかったのです。
家には誰もいません。
もちろん夫はいますが、大体7時半に出社し、21時、22時頃(もっと遅いことも)の帰宅です。
となると私の暮らしのほとんどは、私と家にあるモノだけで完結するもので、つまり想定外に「焦がしちゃった!」というようなことはあるものの、勝手にモノがしゃべるわけでも、動くわけでもないので、毎日ほとんどすべての事柄が自分の管理下にあったのです。

娘が生まれて、予防接種や健診などで外出することが増え、散歩に出ることも増えました。
特に最近は、体力を持て余しているのかな?と思うことがあったので、積極的に…なるべく毎日散歩に行くようにしています。
最近の散歩では、娘用の小さなリュックに水筒、ガーゼ、鍵、携帯を入れただけな身軽なお散歩です。

娘は歩き回ったり、石を拾ったり、花を探したり、トラックやバスを見たり、ブランコに乗るだけで楽しいようですし、帰り道は毎回ではありませんがたまに疲れて抱っこが必要になったりします。
だからこそモノは必要最低限だったのです。
けれど、まさか娘が畑にいるおじいちゃんに話しかけ、大根もらうなんてのは想定外。

想定外ですので、大根を入れる袋など持っていません。
片方の手には娘、もう片方の手には大根と言う何ともほのぼのした?身なりで帰路につきました。
そして、案の定疲れた娘の抱っこをねだられて困るのはどこに大根を持つかです。
いつの間にか非力になってきた私は一瞬ならともかく、5分以上娘を片手だけで抱っこすることはできません。
ということで、娘の小さなリュックに大根を入れ、リュックを娘に背負わせ、リュックを背負った娘毎抱っこです。
歩くたびに、リュックの上からわっさわっさ出ている大根の葉っぱがゆれるゆれる。(娘用の小さいリュックだったので葉っぱの部分が全く入らなかった。リュックから出ている部分が多く、落ちそうではらはらしながら時たまリュックに手を当てて落ちないように支えたりもしました)
大根をいただけたのは嬉しかったのですが、帰り道はちょっぴり大変だったのでした。

この大根をいただいたことで、私がうつらうつら考えていたのは、人間の悩みのほとんどが人間関係から発するものだと言いますが、そりゃあ当たり前だよなぁということ。
娘と二人外に出ただけで、想定外のことが起きるのです。
二人でそれなら、たくさんの人と協力して仕事をする職場や、一緒に学び育つ学校ではどれだけ多くの想定外がおきるのだろう。

ちゃんと依頼したつもりでも、相手の行動は100%想像通りではない。
「資料まとめておいて」という単純な依頼だって、頼んだ上司はちゃんとプリントアウトしたものを用意し、口頭で説明することが当たり前だと考えているかもしれないし、頼まれた部下はメールに資料を添付するだけでいいと思っているかもしれない。
そうなれば、上司としては「気が利かんやつだ、できないやつだ」と思っているかもしれないし、部下は部下で「こんな資料も自分一人では読めないのかよ、こっちの作業量を増やすなよ」と思っているかもしれない。
逆に資料の出来は、上司の思ってた以上の出来栄えで感心するかもしれない。

人数の少ない家庭だってそう。
妻が「今手が離せないからあれやっといて」とお願いしても、なかなか動かない家族。
後から聞けば「あとでやろうと思ってた」ということだけど、妻からしたら「あとからやるのでいいのなら、自分でできる。今してほしいから暇そうなあなたに頼んだのに」ということになる。
ふふ。これは私の母が父やまだ学生だった私や弟に募らせていた不満。
こちらからすれば、「あとちょっとでこのテレビ終わるのに。ちょっと待ってくれたっていいじゃない」なんですよね。

他人が自分の思う通りに動くことなんて…99.9%ないし、思い通りにしようとすべきでものでもない。
だから人と関わればかかわるほど、想定外ばかり。
だからこそ楽しいのだけれど、だからこそ辛くもなる。
辛くなるのは、やっぱりその人に期待しているからかな。
勝手に期待してがっかりして、辛い思いをするのでもなく、なるべく自分の思い通りにしようと躍起になるのでもなく、自分が出来る範囲で自分が出来るベストをつくすことが大事なのかと思う今日この頃。

今日もね。公園に行ったら遊具を占領して写真を撮っている若い方がいらっしゃったのです。
一つの遊具にみんなで乗り、もう1つの遊具に携帯を立てかけて写真を撮っている。
遠目で見たらだれも使っていない遊具に娘は走って乗ろうとし、私には写真を撮っている姿が見えていますからそれを必死で止める私。
何度も私の制止を振り切って遊具に行こうとする娘。
それを何度も必死に止める私。
なんだかちょっぴり悲しい気持ちになったのは、私が彼らにも娘にもちょっぴり期待してたからかもしれません。
「どうぞー」と譲ってくれるまでは期待していない。
けれど、「もうちょっと待って」とか何でもいいから何か言って欲しかったんだろうなぁ。今振り返ると。
現実は、遊具を占領して写真を撮る彼らの邪魔になるまいと私と娘でバトルを広げるその真ん前で、彼らは私たちがいないかの如く楽し気にいろんなポーズを取っていました。
そして娘にも。
「写真撮っているからあっちの遊具にしようね」と言う私についてきてくれたり、占領している遊具の前で待ってくれるのをほのかに期待してたのかも。
現実は別の遊具にいざなっても、すぐに降りてまた占領している遊具へ突進し、「もう少し待とう」と言っても待つ気配はなく、私の手を必死に振り払って少しでも近づこうとしていました。
彼らにも娘にもちょっぴり期待しているからちょっぴり悲しかったのです。
期待せずに、「次使ってもいいですか」って聞けばよかったんだ。
それだったら私にもできるから。

何だか散歩の話ばかりになってしまいました。
ちなみに頂いた大根は、根の部分は味噌汁に、葉っぱの部分は今日大豆ミートと玉ねぎと一緒に甘辛く炒めてそぼろ丼としていただきました。
もちろん砂糖抜きチャレンジ中ですから、甘味はココナッツオイル、みりん、甘酒で代用です。
娘もモリモリ食べていましたし、何度も「大根の赤ちゃんもらったー」と言います。(嬉しかった模様)
嬉しく、美味しい想定外になりました。



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