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【感想】化物嬢ソフィのサロン ~ごきげんよう。皮一枚なら治せますわ~ (マッグガーデン・ノベルズ) [ 紺染幸 ]

投稿日:

私は結構エゴサーチをする方なのですが、Youtuberさんで私の本を紹介してくださっていた方がいらっしゃいました。
名もない私の本なんて、実は身内と身内の身内しか買っていないんじゃ? と思っていた私はわざわざ動画にしてまで紹介してくれたことがすごく嬉しかった。(ほかにもツイッターや読書メーター等で口コミを書いていただいた時はとても嬉しかったものです)
わー嬉しい!うふふ~と思いながら、その動画を見ていたんですが、本を紹介していただいて嬉しいという気持ち以上に、なんだかその動画の優しい空気感が素敵でそれから時折そのチャンネルを覗きに行くようになりました。

娘が3歳になってTVをよく見るようになったのですが、娘にTVを見せている間、キッチンで私は小さく動画を流しながら料理を作るというのが最近のパターン。
主婦にとってご飯の料理というのは、なかなか嫌なものだと思うのですが(私だけかな!?。なんだかご飯に追いかけられている気がするのです)、それでもその時に気になってみている動画が聞けると思えば、重い腰もあがるというもの。

ラノベを書いているというのに、ラノベ初心者の私はその動画を参考に最近ちょこちょこラノベをポチっています。

話がそれましたが、そのYoutuberさんが猛プッシュしていたのが、今日紹介する『化物嬢ソフィのサロン ~ごきげんよう。皮一枚なら治せますわ~ 』(マッグガーデン・ノベルズ) [ 紺染幸 ]です。


表紙もきらきらと不思議なものがたくさんあって、ファンタジー感満載で素敵です!

あらすじはこちら↓

皮一枚だけの癒しの力ですが……その傷、全力でお治しいたします!

裕福な商社を営むオルゾン家の一人娘ソフィは、生まれつき皮膚の奇病にかかっていた。その異様な容姿により周囲から『化物嬢』と呼ばれ、学園ではいじめられる毎日。ついには退学し、屋敷で皮一枚しか治すことができない微妙な光の力の習得と勉学に励むことになる。そんなソフィは、ある日自らの病気を苦に命を絶ちかけ思い出す。自分がかつて日本に生まれ死んだアラカンのオカンだったことを!化物嬢ソフィが、今日もお客様の皮をお治しいたします!

マッグガーデン・ノベルズ HPより

このブログを以前から読んでくださっている読者様はご存じかと思いますが、私はアトピーもちで、出産を機にかなり悪化しました。子供のころもなかなかひどいと思っていましたが、産後の悪化はすさまじかった。
人生で一番肌がやばかった。
赤ちゃんである娘が寝ているのに、かゆくて眠れない。
かゆいだけじゃなくて、肌の表面は熱を持ったように熱くなるし、肌に触れるだけで、肌がボロボロ落ち、髪の毛が当たるだけで痛い。
産後の手伝いに来てくれている30も違う母と並んでも確実私の方が年寄りに見えたくらい。

だから、この主人公のソフィちゃんへすごい感情移入してしまった。
まず前世のオカンだった時のエピソードで、もう共感。
娘さんがアトピーで、元気に生んであげられなくてごめんねと謝りながら、搔きむしろうとする小さな娘さんの手を掻きむしらないように握る描写があるんですが、母となった今の私も同じように少しだけアトピーの娘に同じように思ったし、私が小さな子供だった頃にきっと母がこういう状態だっただろうと思うと……すごい心が揺れてしまいました。

この物語の良いところはタイトルにサロンという言葉が使われている通り、前世を思い出した主人公は肌を治すサロンを開くんですが、そこで語られるお客様の事情に寄り添うソフィちゃんの言葉がすごいやさしいところ。

人へのアドバイスって、私はとても難しいと思うんです。
私は「こうしたらいいのに」と思っても、「いらないお世話かな」とかいろいろ考えちゃって口をつぐむことが多いので、オカンの力なのかソフィちゃんの見て見ぬ振りせず口を出すの素敵だなと思うし、その言葉も押しつけじゃないのがまた素敵。
こんな優しいお話をかけるように、優しい言葉をかけれるような人になりたいなと思わせてくれる話でした。

ラノベを今まで読んだことのない人にもおすすめしたい素敵な話でした。



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