私はミニマルプラスチックライフを目指しています。
だからいろいろなものの買い替えの際には、なるべく非プラスチックを検討します。
(結局プラスチックになるものもあります。)
中でもキッチンというのは、種類も形状もさまざまなものが多い場所であり、プラスチックも多い場所。
それでも買い替えの際に非プラスチックでも大丈夫かな?とひと手間考えることにより、多くのモノがプラスチックからステンレス、ガラス、ホーロー、木などの素材に変わっていきました。
そして今回は、鍋編です。
鍋がプラスチックでない事なんて今では当たり前になっていましたが、よく考えると昔はテフロン加工の鍋を持っていました。
テフロンは、プラスチックです。
テフロン(ポリテトラフルオロエチレン/PTFE)はプラスチックだ。より正確に言えば、熱可塑性プラスチック。テフロンコーティングされた鍋で料理をするというのは、つまりはプラスチックの上で直接料理しているのと変わりない。Chapter4「ポリテトラフルオロエチレン」で解説したとおり、テフロンには深刻な毒性が指摘されていて、私たちはテフロン加工の物はどんなモノでも避けたいと考えている。より安心・安全なのは、鉄のフライパンや、持ち手まで全部ステンレスのフライパン。
『プラスチックフリー生活』より
今はテフロン加工の鍋は1つもない。
フライパンは、大小のフライパンが1つずつ。
合計2つ。
素材はどちらも鉄のフライパン。
左のビタクラフトは取っ手がステンレス、右の柳宗理のミニパンは取っ手もオール鉄ですので、一切プラスチックはゼロ。

右:柳宗理ミニパン 16cm
テフロン加工のフライパンは扱いが容易で、焦げ付きも少ないけれど、劣化も早く、劣化するとすぐに焦げ付く。
焦げ付くのは、テフロンのコーティングが剥がれているからなので健康的にもあまりよくはなさそう。
その点鉄フライパンは、食べてしまっても鉄なので問題なく。
扱いはちょっぴり面倒だけど、鉄のフライパンで焼く餃子は、ホットケーキは…とってもおいしい。
両手鍋も土鍋とホーロー鋳物のルクルーゼの2つだけ。
同じくらいのサイズなので、娘がもう少し大きくなったらこのサイズの鍋では足りないかも…と危惧しています。

あ、ルクルーゼの蓋の取っ手はプラスチック樹脂ですね。
土鍋は主に炊飯と冬場の鍋に。
夫が大学生の時に近所のお店で買った土鍋です。
なのでもう・・・10年以上も使っています。
高級な鍋ではありませんが、コーティングなどではないゆえに割らない限り長く使えるのではないかと思います。
ルクルーゼは主に大量にスープを作るとき、煮物、カレーやラタトゥユなどの煮込みに。
これも結婚してすぐのころにカタログギフトで注文しました。
もう3,4年使っていると思います。
片手鍋も2つだけ。
結婚してすぐの頃量販店で買ったステンレスの片手鍋とビタクラフトの片手鍋。
以前から持っている鍋の大きさが似たり寄ったりだったので、小さい鍋が欲しいなと思い、娘の離乳食をきっかけに小さな鍋を買いました。
写真で見ると同じくらいの大きさの鍋に見えますが、9層あるので内径は14cmととっても小さいです。

右:ビタクラフト ウルトラ 片手鍋 1.2L
左の量販店で買った片手鍋はもっぱら夫のラーメン用。
一時は断捨離候補になっていたのですが、ラーメンを作るときはこれが良いという夫の意向を尊重してラーメン用にとってあります。
ビタクラフトの片手鍋は、小さいので毎日の汁物やちょっとだけ芋やブロッコリーを蒸すのに使っていて、一番我が家で使用頻度の高い鍋です。
そんなビタクラフトのお鍋がいいなと思うのは、保証が10年もあること(スーパー鉄は補償の対象外だけど…)つまみや取っ手の部品だけ交換できること。
部品が壊れたら普通の鍋なら鍋ごと破棄になってしまうけれど、交換部品だけ購入すればまた長く使える。
取っ手やつまみは利便性を考えて樹脂製ですが、長い補償と交換部品を用意しているのでゴミになる部分が少なく、エコだなぁと思います。
一人暮らしの時はテフロン加工の小鍋をよく使っていたことを思い出しました。
テフロンってなんとなくフライパンのイメージがありましたが、鍋類にもテフロン加工は多い。
結婚してすぐの頃もテフロン加工のフライパンを持っていましたし、柳宗理のミニパンを購入する以前はテフロン加工の玉子焼き器を持っていました。
それだけ深く生活に根差していたテフロン加工ですが、購入の際にまずはプラスチック以外で検討することで、徐々にテフロンは減っていき、いつの間にかテフロンゼロになっていました。
娘が大きくなったらもう少しサイズの大きな鍋が必要だなと思っていますが、買うのはもちろんテフロン加工でない鍋のつもりです。
テフロンの鍋を避けるのは、プラスチックフリー生活を読んでその安全性に疑問を持ったのも1つの理由だけど、それよりも何よりもすぐに買替しないといけないのがストレスだからです。
安価なフライパン(大抵テフロン加工)を使っていた頃は1年位するとコーティングが剥げて焦げ付きが出てきて買い替えねばならなかったのです。
その点、鉄ですとか土鍋ですとかホーロー鋳物、ステンレスなどは中々長持ちです。(土鍋とホーローは割らなければ…ですが)
長く使えるモノは、それだけでゴミが減り、買換えにかかるコストと手間が減る。
私と地球とお財布にやさしいものだなと思います。
わが家の鍋リスト
- フライパン ビタクラフトスーパー鉄 28cm(鉄)
- フライパン 柳宗理ミニパン 16cm(鉄鋳物)
- 両手鍋 土鍋(土)
- 両手鍋 ルクルーゼ ココットロンド(ホーロー鋳物)
- 片手鍋(ステンレス)
- 片手鍋 ビタクラフト ウルトラ 1.2L(ステンレス多層)