本・映画

驚愕だったプラスチックフリー生活

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夫の「化繊の服を洗濯するだけでマイクロプラスチックがでるらしい」という一言で、だんだんプラスチックに関する興味がむくむく湧いてきて、ミニマルプラスチックライフを目指したいなんて言い出した私。

なかなか上手くいかない家事をどうにかしたくて、シンプル・ミニマルな世界に飛び込み、1つ1つのモノとじっくり向き合っていく中で、化繊の服はどうやら私には合わないらしい、どうやらプラスチックのモノは美しいと感じないらしいと言う事に気付き始め、家から少しずつ化繊やプラスチックを減らしていたところだったので、便利なプラスチックがなかなか厄介な問題だぞというのは、すんなり受け入れられました。

だって実際に暮らしていて化繊の服はむわ暑くて、もう夏には着れないし、プラスチックの収納やプラスチックをたくさん使ってなおかつ熱も発生する家電の周りは髪の毛やほこりが多くまとわりついて、汚れのホットスポットとなってる。
そういうのを見れば、実感すれば…なんとなくプラスチックってそんなにいいモノでもないのかも。と思えた。

とはいえ、まだまだプラスチック問題に頭を突っ込んだただの主婦。
何となく海に流れるのは問題だし、2050年には海にすむ魚の重量より海に漂うプラスチックの重量が多くなると聞けば、今すぐ何とかしなきゃいけない問題だと思うけれど…それ以上の知識がありません。
そこで、以前からちょこちょこ紹介しているゴミゼロに取り組む本『ゼロ・ウェイスト・ホーム』の訳も手掛けられた服部雄一郎さんが翻訳されている『プラスチックフリー生活』を読んでみました。

ちなみに服部さんは翻訳だけでなく、実際にゼロ・ウェイストやプラスチックフリーを実践されていて、その様子をブログ『サステイナブルに暮らしたい』で発信されています。

このPOPな表紙とは裏腹にプラスチック問題ビギナーには、十分な情報量で、しかもわかりやすい。
何となく読む前は、海に流れるプラスチックが今はこれくらいの量で、このまま増えればこんな恐ろしいことになって、すでに海鳥や魚たちもプラスチックを食べてしまっている…だからプラスチックを減らそう!ラップはやめてガラスのタッパーを使おう!マイバッグ持っていこう!とそういう話が書いてあるのかと思っていました。
さらっと読める内容で、プラスチックを減らすHOW TOが書かれている本だと。
その予想はいい意味で裏切られた。

実際海に流れるプラスチックの量の話や、海鳥や魚がプラスチックを誤飲してしまう話、マイバッグを持って行こうというというようなHOWTOも書いてあったけれど、それにとどまらなかった。

そもそもプラスチックとは何ぞや。
プラスチックの種類、そして種類別に今すぐ避けたいプラスチック、出来れば避けたいプラスチックなど危険度を解説。
危険度というのは、海に流れるプラスチックという観点ではなくて、人体に与える影響です。

このプラスチックの危険度というのが個人的には、すごく心に刺さった。
今までプラスチックはあまり好きではなかったけれど、その理由は化繊にすれば静電気が発生する、通気性吸湿性が悪くて、暑いときにはベタベタ、むわっと暑い、埃や花粉がくっつきやすいこと、プラスチック収納は劣化していくので買ったときが一番きれいで、どんどん美しくなくなっていくこと、プラスチックのタッパーなどは油汚れが落ちにくいし、トマトソースやカレーの色や匂いもつきやすい。
つまり、便利かもしれないけれど短命で心地よくない、美しくないことが好きになれない理由だった。
そこに海に流れるプラスチック問題を知って、一層プラスチックを減らそうと思ったのだけど、それだけでなかったのです。

プラスチックには、加工のしやすさ、頑丈さ、求める効果をプラスするためにたくさんの添加剤が加えられている。
その種類は多く、着色剤や硬化剤、防カビ剤や抗菌剤も加えられていたりする。
で、この添加剤は化学結合していないから簡単に漏れ出てしまうし、中には人体に影響を及ぼすモノだってあるんだそう。

プラスチックと一言で言っても柔らかいものも硬いものもあるし、紫外線カット効果をうたっているモノもあるし、姿かたちも、その効果も多種多様だから、たくさんの添加剤が入っているだろうことは、考えてみれば当たり前です。
けれど考えたことなかったし、考えようとも思わなかった。
しかもそれが簡単に漏れ出るというのが驚き。
私はこう思っていたのです。
メーカー推奨の使い方をしない、普通の使い方をしないと危険。
裏を返せば、日常使いには何ら問題ないと。
例えば、タッパーなら電子レンジOKのモノが多いから電子レンジでは問題ない、けれど直火にかけたらもちろん溶けてしまうから安全ではないよ。と。
そう思っていたのです。
昔メラミン食器からホルムアルデヒドが漏れ出て危険だ!なんてニュースが飛び交ったことがあったけれど、その時もこう思ったのです。
その当時100均にメラミン食器が売ってあったので、全国に店を展開する大手企業が販売しているモノだから大丈夫でしょ。と。

でも違ったのですね。
プラスチックすなわち危険と言う訳ではないけれど、安全だと確立されていないものも多い。
1度ペットボトルの水を飲んだくらいどうってことない。それは確立されている。
プラスチックの容器に入ったお弁当を食べたからってどうってことない。それも確立されている。
だって毎日たくさんの人が食べて、飲んで、元気に過ごしているもの。
だけど毎日ペットボトルの水を飲み、コンビニのお弁当でランチ。
時には買ってすぐに飲めなくて、食べれなくて、車の中で熱々になってしまったペットボトルやお弁当の時もある。(熱や油は溶け出やすくなる原因)
そんな習慣を何十年と続けていて、どうなるかはわからない。

そういう塵も積もればの安全性は…確立されていないし、実際に何かしら健康被害があったとしても、それがすなわちペットボトルとお弁当の容器のせいだ!と証明できないですものね。
だからこそ、この本では危なそうなものはできるだけ避けていこうというスタンスをとっている。

巻末に東京の農工大学教授高田秀重さんによる日本語版解説が載っているのだけど、そこにはこんなことが書いてあった。
すごく身近なプラスチックである…しかもそのまま口をつけて飲むペットボトルさえも添加物まみれだった!びっくり。

例えば、ペットボトル入りのミネラルウォーターはBPAレベルが低くなるように製造されているが、ペットボトルのふたにはBPA以外に内分泌かく乱作用が懸念される紫外線吸収剤、生殖毒性を有するフタル酸エステル類が含まれており、水に溶出する可能性もある。さらにペット(ポリエチレンテフタレート)の合成時の触媒のアンチモンもミネラルウォーターから検出される。いずれも単独では、健康影響を引き起こすより濃度より低い。しかし、複合的な影響、長期的な影響については評価は行われていない。むしろ我々自身が大規模な低濃度長期暴露実験の実験動物になっているのかもしれない。予防的な観点から、これらの化学物質が含まれる、あるいは溶出の可能性のある製品の使用を控えていこう問うことが著者らのスタンスであり、私も同じ考えである。

『プラスチックフリー生活』より

危険かもしれないからプラスチックを避けていこうという行為をやり過ぎだと思う人もいるかもしれないけれど、私はそうは思わなかった。
多分、以前の私なら「考えすぎ!やりすぎ!」って思ったのかも。
けれど、私はミニマルライフを通じて悟ったことがある。
それは自分の暮らし、自分の人生は、自分で考えて自分で試行錯誤して築いていかねばならないこと。
文字にすると当たり前だけど、以前の私は自分で考えてるつもりで、ただ周りの状況に反射しているだけだった。
春になったらどんな服が必要か考えもせずに春服を買いに行く。
お風呂掃除にはお風呂用洗剤、トイレ掃除にはトイレ洗剤、洗濯には洗濯洗剤に柔軟剤に漂白剤も。
これらはなんとなく周りの環境に合わせて、買っていたものばかり。
春だよ!春物買いなよ!と言ってる雑誌や店頭のディスプレイに反射して春物を買い、多種多様な洗剤の棚を見てなんとなくお風呂を掃除するからお風呂掃除用の洗剤を買う。
ミニマルライフを始めて、全然必要なかったモノが沢山あった。
何となくみんな使うのが普通だからと買っていたものがなんと多かったことか。

それらを辞めたら、当たり前だけどその分のコストが残ったり、別のモノに使えるようになった。
もっと家族が喜ぶ、私たちの価値観に沿うようなことに。
時間も残った。
だからブログも始められたし、今娘との時間もちゃんと確保できている。

今もミニマルライフをしていなかったら、きっと毎日眉間にしわ寄ってたと思う。
掃除をいくらしても、モノが多いからちっともきれいになった感じがしないし、買っても買っても、何か必要なものが出てきて、買い物に行く手間がかかる。
そうして少しずつお金と時間と私の体力を奪って、何かいつも忙しくてイライラ…してたと思う。
で、そんな暮らしになってる要因がお風呂洗剤や、不要な春物だったとしても、だれも責任を取ってくれない。
当たり前だけどね。
みんなと一緒、普通、常識に沿って生きて、それで幸せを感じなかったとしても自分のせいなのだ。
だから自分で、自分の暮らしにとって一番大事なのはどういうことか、家族にとってどんな時間が必要か…そんなことを考えて、「みんなが使っているから」とか「普通は」とかではなく、本当に自分に必要なものを買うしかないのだ。

あ、プラスチックから離れてしまいました。
だからプラスチックも一緒で。
みんな使っているからそんなに気にしなくて大丈夫でしょ、大手企業が売ってるから大丈夫でしょ、プラスチックを避けるなんてやりすぎだよと思って暮らしてもいい。
でも、将来もしかしたら何か健康被害が出て、もしかしたらそれがプラスチックに関係があったとしても…だれも責任は取ってくれない。
すごく重大な健康被害で、しかもそれを作った企業もその危険性を認識していたなら賠償金がでるかもしれない。
でも賠償金が出たところで、健康な体に戻るわけではない。

だったら、やっぱり自分の頭で考えて、選ぶしかない。
体に影響があるかもしれないけれど、便利さには代えられないと使い続けるか、まずはストローやラップをやめることから始めてみようかなとステップバイステップでプラスチックを減らすかは自分で決めるしかない。

私は…減らそうと思う。
プラスチックはあまりに暮らしに入り込みすぎてゼロにするのは無理だし(住宅もプラスチックまみれだし。我が家の床材はきっとプラスチック)、減らすのもきっと大変だけど、先ずはできることから少しずつ。
今までは海のためだったけれど、それ以上に娘のために。



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