最近娘の寝かしつけでやっていることがあります。
娘の好きなところを際限なく伝えるです(笑)
特に「今日は「待ってねー」と、いっぱい言ってしまったな」とか「大きな声出しちゃったな・・」とかそういう反省のある日にやっています。
先日の事です。
私は女性特有の月のリズムで朝からどよ~んなモード、体もきつい。
そんな日に、洗濯物を干していたらざざーっと雨が降ってきて、いつもの昼寝の時間には寝ず、寝ないから不機嫌で、そして うんち…からの脱走で、なかなかオムツを変えさせてくれず(しかも3回も)・・・ということがありまして、「もう‼動かないで!」と大きな声を出してしまいました。
ハイハイができるようになって、好奇心がむくむく無限大の娘がオムツ替えよりおしりふきに興味を示すことは当たり前で。
オムツ替えしてすっきりするより、その目の前のおしりふきを手に取って、いろいろ観察したい、なめたい?、中から思う存分おしりふきを出したい と思うのは当然で。
いつもなら、おもちゃでつりながら、あの手この手でオムツを変えたり、どうしても無理そうなら一旦あきらめ、5分ほどたって再チャレンジしたりするのですけど。
先日の私は、そういう余裕はなく、つい「もう!動かないの!」と言ってしまったわけです。
そんな日の夜は、娘を抱きながら「(娘の名前)のことママは大好きだよー。ふわふわの髪の毛も、もちもちの頬っぺたも…一緒に絵本を読むのも大好きだし、ハイハイして寄ってきてくれるのはすごく嬉しいよー」などと娘の好きなところ、一緒にやって楽しいこと、嬉しいこと、幸せなことを伝えるのです。
ふふふ。ちょっと気恥ずかしいですね。
それでもあえて、やってます。
それは、これをすると娘が必ず寝るから…と言う訳ではないのです。(笑)
これを唱えている私の方が、なんだか心が柔らかくなるからやってます。
先日のような上手くいかなかった日は、心がギスギスしていたり、ズーンと落ち込んでいたり、とにかくあまりいい状態ではないのですが、これをするとちょっと心が癒されます。
それに子守唄ですと、途中から私の頭の中は「もう早く寝てよー」「あーもうちょっとだったのに!」とかそういうことを考えて、早く寝て早く寝てと焦ったり、疲れすぎて無になったりするのですが、好きなところを伝えるだと、「えっとほかにいいところは…」と考えているので、寝るまでの間焦らず寝かしつけできるのがいいところ。
早く寝て!と焦って寝かしつけると余計に寝ないし、私の疲労も倍増する気がします。
娘の好きなところを際限なく伝える…といっても20個いかない位から「えっと、えっと…」となってきます。
早く寝て!と焦る暇などないのです。
頭の中からどうにかこうにかひねり出すので、普段の様子を詳細に思い出したりしてると、「ふふふ。そういえば今日ニコニコしながら近づいてきたな~可愛かったな」と心がニンマリすることもある。
娘は何とか私が頑張って良いところをひねり出しているうちに、寝ることが多いですが、もちろん寝ないこともあるし、これのおかげで寝ていると言う訳ではないと思います。
娘の寝つきには効果は微妙かもしれないけれど、疲れた私には効果大。
先日Kindleで『 心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 』という本を読みました。
その中に「相手に対して誉め言葉を50個考える」という章がありました。
誉め言葉を考えるだけでプラスの気持ちが湧いてくるんだそうです。
あと、頑張って探しても意外と20個くらいで考えが途切れてしまうとも書かれていました。(すごくわかる!!娘のいいところも20個くらいから頑張ってひねり出すモードになります)
20個から先が大切で、ここからが普段気づいていない潜在的な魅力に気づくチャンスなんだそうです。
と言う事は、私が娘に対して好きなところ、楽しかったこと、幸せだったところを寝かしつけで伝えているのって、もともと親ばかなのにさらに娘に魅力を感じちゃう習慣ってことだ。(笑)
ということは、0歳育児は中々思うようにいかない。
せっかく作った離乳食を食べてくれない時もあるし、オムツ替えても、授乳しても、寝かしつけようとしても、遊んでも、機嫌が直らず大変なことがある。
どんどん娘の魅力わかる母になっていれば、そんな嵐も辛さ半減なのかもしれない。
メッタ・メディテーションというのをご存知でしょうか。
私は、先程の本で知りました。
思いやりの瞑想というもので下記の文言の「私」や「愛する人」の個所を「私の家族」、「周りの人たち」、「苦手なあの人」、「生きとし生けるもの」に対象を入れ替えながら言葉を頭の中で反芻する瞑想の方法です。
私の苦しみや悲しみがなくなりますように
私の心と体が健康でありますように
私が平和で幸せでありますように
愛する人の苦しみ悲しみがなくなりますように
愛する人の心と体が健康でありますように
愛する人が平和で幸せでありますように…以下略
『心がざわざわ・イライラを消す頑張りすぎない休み方』より
自分や家族だけではなく、苦手な人にも思いやりの心を向けることで嫌な感情が静まり、瞑想が終わったら、ゆったりと落ち着き、他人に対する優しい気持ちを感じられるんだそう。
私がやっていたのは、メッタ・メディテーションのような本格的なものではないですが、その日イライラしてしまった対象である娘の好きなところ、楽しかったこと、幸せを感じることなどプラスの感情を思い出すことで、きっとイライラした気持ちが静まったんだろうなと思います。
メッタ・メディテーション。
きちんと本格的に頭の中でするのは、文言を覚えていなかったりしてできないこともあるかもしれないけれど、何かイライラしてしまったり、いやなことを言われたりして、モヤモヤ、イライラ、ズーンな気持ちになった時は。
その相手のいいところや一緒に感じた楽しかった思い出などプラスの感情を無理にでも思い出す、それすらないときはその相手の幸せを願うと結果的に自分の心が怒りやイライラ、落ち込みなどのマイナス感情に飲み込まれなくて済むのかも。
育児を始めて、いろいろなところで見る育児情報の中にアンガーマネジメントという言葉があります。
こんなにあちらこちらで見ると言う事は…
我が家はまだ、オムツ替えを逃げられて「ちょっともう!」くらいですが、きっとこれから成長してできることが増えるにつれて「もう‼ダメでしょーーーー!!!」とイライラムカムカ大噴火になる機会も多いのかも。
そんな時が来て途方に暮れそうになったら、また娘のいいところ数えてみようと思います。