本・映画

簡素な暮らしと質素な暮らし

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昨夜、段ボール一箱分本を売りました。
ネットで見つけた宅配買取。
まだ査定額などもろもろ詳細はわかりませんが、段ボールに詰めて集荷の人に渡すだけというのが、とても楽。
以前は店頭まで売りに行っていたのだけど、数冊売るにも長蛇の列で…
やっと買取カウンターにたどり着いても、そこから査定がおわるまで数時間…
さすがに時間を持て余すし、座る場所もないので足が痛くなっていた。
そんな待ち時間が億劫で、売りたいなと思う本もしばらく本棚の中に並べたまま。
そんな時見つけた宅配買取。お試しで使ってみたけれど、今のところ楽でよい。
ただ集荷のおじちゃんが集荷日間違ってて、集荷予定日に誰も来なかったのはかなり不安になったけれど…

限りなくシンプルに、豊かに暮らす

図書館に行ってきました。
今読んでいるのがこれ。

著者の枡野さんは、曹洞宗の住職で庭園デザイナーという肩書を持つ方。
禅の思想と日本伝統的な考え方をもって作った庭は国内外で評価が高いんだそう。
そんな枡野さんが書かれたこの本は、4つの章で構成されています。

  1. 簡素に暮らす
  2. 手放して、整える
  3. 幸せとは、足るを知ること
  4. とらわれない。抱え込まない

この章タイトルを読むだけでも、私が今実践中のシンプルライフとなんだか通じるものがある予感がします。

で、読んでみるとまさに!という言葉ばかり。
僧侶の皆さんは、調理に石臼を使うそう。
長いこと使っているとあまり引けなくなってきます。
そうすると次は漬物石に、最後は庭の雨水のたまりやすい場所に置けば、雨の日もいしの上を渡れば靴がぬれないとか…
1つのモノを簡単には捨てず、最後の最後まで大切に使う話がのっています。
それはまさに、私が今やっている「簡単に捨てない、簡単に買わない」今あるものをしっかり使い切るシンプルライフと通じるようなお話でしたし、他のお話も大きくうなずきながら読んだもの、なるほど私もそう心がけようと勉強になったこといろいろありました。
私が実践するシンプルライフと似ているところがあるからか、枡野さんの言葉はどれもすっと心にしみるものばかり。

そのいろんなお話の中でも、「簡素な暮らしを心がける」という貢の話が、私のもやもやをすっと晴らしてくれました。

簡素と質素

「簡素」という言葉と「質素」という言葉があります。この二つの言葉は、似ているように見えますが、全く別のことです。

「簡素」というのは、無駄なものをそぎ落としていくということ。何が自分にとって本当に必要なのかを見極めるということです。例えばお茶を飲むことが好きな人であれば、湯飲みにも目が行くでしょう。多少高価なものであっても、気に入った湯のみでお茶を飲むことで心が豊かになります。そういう人は高価な湯飲みを買えばいい。そしてそれを大切に使うことです。安価な湯飲みをたくさん買うのではなく、一生使えるような品を求める。これが「簡素な生活」ということなのです。

一方の「質素」というのは、価値の低いものを使うということです。中には湯飲みなどどんなものでもいい。お茶さえ飲めればそれでいい。そう考える人もいるでしょう。そんな人がわざわざ高価な湯飲みを買う必要はありません。

『限りなくシンプルシンプルに、豊かに暮らす』より

ずっと私はシンプルライフという言葉を使ってきました。
でも時には、シンプル・ミニマルという言葉も使ってきた。

それはなんだかぴったりくる言葉じゃなかったから。
いろんなシンプル・ミニマルライフのブログの中で、シンプルライフとは、ミニマルライフとは、ミニマリストとは、シンプリストとはと言った定義を書いてあるけれど、意外とどれもしっくりこなかった。

しっくりこなかった理由は、多分ミニマルでもシンプルでも、物量を絞る人が多かったり、ミニマリストと言っても、けっこうたくさんのものを買っていたり…
形の残るものは買っていなくても、お菓子や日用品などの消耗品はたくさん買っていたり、たくさん買って、たくさん捨てるのは私はなかなか賛成できない。
逆に本格派?ミニマリストのように、家の中には何にもないがらーんな空間はちょっぴり寂しいと感じたり。

かといってシンプルライフによく見る白で統一されたインテリアや食器にはときめかず、たくさんの仕組みづくりは、単純化させているようんで逆に複雑にしているようにも思える。

このブログにもちょくちょく書いてきたとおり、たくさんあるものは自分では管理しきれないし、きれいにスッキリできない。
それにごちゃごちゃした空間は美しくない。
だからモノを減らしたいと思う気持ちは、ある。
でも、何もない、がらーんは求めてない。
物事を単純に、見た目もスッキリシンプルにしたい想いはある。
でも、白一色インテリアや無印で統一というのも、個人的には統一されすぎてつまらない。

そこでピタッと来たのが「簡素」。
今持っているものの中で無駄なものをそぎ落とす。
でも好きなこと、心躍るものはそぎ落とさず大切に使う。
今私がやっているのは、そういうことだと、この本を読んで気付いた。

モノを大切に使うことは当たり前として、「簡単に買わない、簡単に捨てない」をベースに、心が豊かに感じるものは、装飾が派手でも、高価でも持つ。
逆に心豊かに感じないものは、質素なモノかいっそ持たない。

そんな簡素な暮らしを目指していると気づいた本でした。

シンプル、ミニマルライフの諸先輩方のブログの中には、私が思う簡素な暮らしに相当する方もたくさんいらっしゃる。
がらーんじゃないミニマリストの方もたくさんいらっしゃる。
そう。このミニマルとかシンプルの定義は主観だから。
だからこそ、たくさんの種類のミニマルライフがあり、たくさんの種類のシンプルライフがある。

でも実際に私が、ミニマルライフ、シンプルライフという言葉を使おうと思ったら、この言葉を使うのはちょっと難しい。
ミニマルライフと書いて、読者の方ががらーんを期待して読んでくださったなら、きっと「何か違う」と思われるだろうし、シンプルライフと書いて、白っぽい統一されたインテリアを期待したら、きっとがっかりするだろう。

だから今までは、「簡単に捨てない、簡単に買わない」ことでシンプルライフを目指していると言ったり、すっきりも好きだけど無駄なものも好きなんです!的な記事を書いたりしたけれど、これからは一言でいえる。

今目指しているのは簡素なくらしだと。



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