主婦のつぶやき

家事が下手な自分を認める

更新日:

NETFLIXでモンティ・ドンの『ドリームガーデン』という番組を見ています。
モンティは英国で有名なガーデンデザイナー。
この番組は、庭造りを希望する家へモンティが訪ね、依頼者のプランや予算、植物のチョイスからまたその育て方、植え方などのアドバイスを適宜しながら、依頼者自身が夢の庭を作り上げるという番組です。
モンティが来るのは3回。
最初と最後、そして植物を植える時期に1回。
最初は予算と計画を聞き、そのプランが現実的なのか、プラン変更したほうがいいかなどアドバイスをします。
そのアドバイスを受けて、依頼者はまず造園から始め、植物が植えられる状態まで作業します。(作業が終わらない人も多いです)
途中1回のモンティの訪問は、進捗の確認、植物の選び方や植え方、今までの作業に対するフィードバックなど。
その1回の訪問からは最後の訪問までに依頼者は庭を完成させ、最終的なフィードバックと今後の育て方の助言を最後モンティがするというもの。

番組を見ていると、しばしばモンティの助言を全く聞かない依頼者が結構います。
勿論モンティのアドバイスは指示ではなく、あくまでアドバイスです。
庭は依頼者のお庭ですからね。
極論言えば、好きにやればいいのです。
だからアドバイスを無視したって良いのですが、大概アドバイスを無視した人は予想していたよりもはるかに労力やお金がかかっている。
そして、アドバイスを無視する人に限って、園芸初心者だったり、よく植物を枯らしていたりする。

バカであるということ

私は中学時代に学習塾に入ったのですが、その時の成績ははっきり言って良いものではなかった。
過去のことはすっかり忘れてしまうたちなので、どれほど悪かったかは覚えてないけれど、とにかく塾に入ってから志望校判定する高校が3つ4つ?位上がったのだから、少しは塾に入った甲斐があったというものだ。
ちなみに塾には個人的に入りたかったわけではない。
ちょうど引っ越してきたばかりで、あまりよくわからないまま、近くの親せきに勧められるままに入塾し、先生に言われるままに宿題をこなしていたら、なんとなく成績も上がっただけ。

この結果がよかったのをよいことに、「この子の最大のいいところは、自分を馬鹿だと認めて、素直に勉強に取り組んだこと」なんて昔は言われたのだけど、当時はそんな自分のことを馬鹿なんて認めたわけじゃなかったし、勉強も素直に取り組んだわけではなかった。
ただ、言われた宿題を何とかこなして、ちゃんと休まず塾に行っただけ。

うん。ただ真面目だっただけだな(笑)

それでも…今考えるとこの「馬鹿だと認め、素直に取り組む」というのは意外と難しいことに気付く。
当時はどこが誉め言葉なんだと思ったけれど、これはなかなかの賛辞。(実際は認めてなかったし、素直に取り組めてもなかったのだけど…)

誰しもついつい自分のことは過大評価してしまう。
だから、勉強に限らず、仕事でも上司や先輩がこうしたほうがいいよとアドバイスをしても、それが自分が良いと思わなかった場合、それをしない場合がある。
でもここで、「私は仕事ができないのだ」と認め、素直にアドバイスに従うと、ちっともいいと思わなかったやり方が、とても理にかなった方法だと気づいたりする。

冒頭の園芸初心者の人も、「私は園芸初心者だ」と認め、モンティのアドバイスを真摯に受け止めた人は、作業もスムーズになりやすく、逆に「モンティは○○とアドバイスされたけれど、私はこっちのほうがいいわ」と言う人は、何処か「自分ならなんとかできる」というような根拠のない自信が最初はあるのだろうが、何度も立ちはだかる困難に途中から弱音を吐く人も。

家事ができないと認めること

去年の中盤から、掃除も料理も多大な苦労をすることなく、人並みにできるようになった。
一昨年は全然できなくて、料理作るのにすごく時間がかかったし、掃除はしてもあんまりきれいにならなかった。
でもどこか、「ずっと一人暮らししてきたのだからある程度家事ができるはずなのに…」と思っていて、「家が古いから、夫の(食べ物の)好き嫌いが多いから、最新家電がないから、収納場所か少ないから…」なんて言い訳ばかりが頭に浮かぶ。
もっと最悪なのは、育児や仕事をしている人を「子供に手がかかるから…」とか「仕事が忙しくて…」と言い訳出来ていいななんて思っちゃうこと。
思った瞬間に自己嫌悪するのはわかってるのだけど、あの頃はできなさ過ぎて何かいいわけが欲しかった。
子供もいない専業主婦で家事が下手なんて…なんか認めたくなかったんだね。

そんな意地悪なことが浮かんじゃうくらい心もすさむ。

で、そんな言い訳が浮かんでいたころは、ネットや雑誌でお勧めされてる掃除グッズを何個もお試ししてみたり、調味料を新たに買ってみたり。
でも結局は、使い切れなくて戸棚にしまわれたり、賞味期限が切れたり…(笑)
結局自分は家事ができると思って改善策を探しているから、全然改善しないの。

お勧めされてる掃除グッズが使いこなせなかったのは、掃除グッズがいまいちだったから、調味料の賞味期限が切れちゃったのは、うっかり。

前提条件が「自分は家事ができる」と思っているから、改善しようと思って買ったいろんなグッズが使いこなせないのは自分ではなくグッズの方に問題があると思っちゃって、また新たなグッズを試す。

「馬鹿を認める」ではないけれど、「家事がへたくそだ」と認めてからは、改善した。
仕事も育児もなく、自分であれこれ試してみてもダメなのだから、「家事がへたくそ」と認めざる得ない。
認めた時はなかなかショックなものだけど、その後は無理に背伸びもしなくてよくなって、とっても穏やかに暮らせる。
家事も一昨年に比べたらだいぶ進歩。

モノが多いと管理ができないから、少しずつモノの要不要を見極めたり、家事本を読んで掃除の方法をまねしてみたり、もうちょっと細かく家計簿を書いてどこに問題があるか見極めようとしたり…

そんな風に「自分に問題がある」という観点で試行錯誤していたら、掃除が上手くいかないと買ったいろんな掃除グッズが断捨離対象になって、本を参考に掃除方法を変えたらいろんな洗剤がなくても意外ときれいを保てるようになって、細かく家計簿をつけたら、日用品費が高いことが分かった。

ぜんぶ私。
私が家事がへたくそと認めて、私の考え方やり方を買えただけ。
お金もかからないし、簡単のようだけど、自分をありのまま認めるって本当に難しいし、ショックだ。
問題があるときほど、それは情けない自分を認めるようで認めがたく、認めた時のショックも深い。

でももしうまくいっていないことがあれば、「家事ができない」とはっきり自分を認めて、わかったふりも、できるふりもやめて、自分の何が問題なのか考え、先人たちが実践していたことを素直に実践してみると意外と道は開けるかもしれない。



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