バッグを選ぶのは、服を選ぶよりも実は難しいのだとミニマルライフを始めて気づきました。
今までは多くのバッグ(と言っても5,6個ですが…)をなんとなく持って、若干使いづらい部分はあっても、そんなもんだと使い続けて。
若干傷みが出てきても、まだ使えると使い続けて。
そんなことをしていましたから、いつもまぁまぁ似合うバッグを・・・つまりは、まぁまぁ微妙なバッグを使い続けていたのです。
バッグを選ぶのが難しいと思ったのは、バッグに収める量、服装とのバランス、そして、居心地の良い感じの3点を考えねばならないからです。
バッグに収める量1つとっても、近所にスーパーに行くときは、財布とケータイ、鍵、エコバッグくらいでいいでしょう。
けれど、生後10か月の娘と半日外出ならどうでしょう。
どこに行くのかにもよるし、暑いのか寒いのか、出かける時間によっても持ち物は変わってきそうです。
一番悩んだのは、マザーズバッグ。
まだ経験したことのない赤ちゃんとの生活。
産後変わってしまった体型にどんな服を着るんだろうか、どういう場所へお出かけするんだろうか、その時の荷物はどれほどなのだろうか、どれだけ長い期間使う予定のバッグなのだろうか…など未知のことばかりで。
どう選べばいいのか迷いに迷った。
産前はロンシャンのロゾを検討していました。
結局のところ買ったのはロゾではありませんでした。
まだまだ考えが甘かった。
結論からズバリ言いますと…私はマザーズバッグにリュックを買いました。
購入したのは、娘が生まれて1か月半ほどたった時。
それまでは外出も少ないですし、行先も病院くらいですから、産院でもらったトートバッグに必要なものを入れて出かけていたのです。
その購入までの1か月半で、私はようやく娘との暮らしをリアルに想像することができました。
トートバッグだと、タクシーで、病院でお支払いをする時に財布を見つけるのが困難なこと。
娘を抱いてですから、何でも片手でしなければならないので使いにくいバッグは相当ストレスフル。
幸いその期間は産後の手伝いに来てくれていた母がいたので、バッグを持ってもらったり、鍵を開けてもらったりできたわけですが…これは、母がいないと成り立たないぞ!と気付きました。
娘が生まれた頃はもうすでにコロナが猛威を振るい始めていて、途中から産院の検診も赤ちゃん1人に対し付き添いは1人だけになりました。
2週間以内に海外に渡航したか、渡航した人と接触したか、、体調はどうかなどなどのアンケートもはじまります。
お会計や受付の時は、近くにベビーベッドが準備されているので、そちらに娘を一時寝かせて、お支払いしたりすればよかったのですが、このアンケートは入り口に設けられていたため、片手に娘を抱いて、もう片方の手でアンケート用紙を埋めねばなりません。
ちょっと娘を抱いていてくれる?と頼める母も付き添いは一人なのでいません。
使いにくいバッグの限界を感じました。
そこで真剣にマザーズバッグを。
いえ、「今の」私にあった容量の大きいバッグを考えて選びましたのが、このバッグ。
バッグの形状は、手持ちやリュック、ショルダーといろいろありますが、運転できない私はどこへ行くのもタクシーか公共交通機関か徒歩です。
私の住んでいるアパートには、エレベーターがありません。
となれば、ベビーカーを使うようになれば、片手にベビーカー、片手に娘を抱いて階段を上ることになる。
できるだけ手で持つものは少ないほうがいいと思い、リュックタイプにしました。
購入して、9か月ほど。
本当にリュックにしてよかった。
最近は、行先がもっぱらスーパーなどの近場ですし、娘も低月齢のころのように頻繁にミルクを飲むわけではないので、オムツもミルクも必要ない。
このバッグにお財布だけ入れて、すっからかんのままお買い物へ行き、買ったものをリュックに詰めて、エコバックとして使っています。
ヨーグルトや牛乳の入ったまぁまぁ重たいリュックを背負って、右手には ベビーカー(約4㎏) 、左手には娘(約9㎏)を抱いて階段を上って帰宅しています。
これが、手持ちのバッグだったなら…持ちにくいし、腕だけに負荷がかかって大変だった。
リュック大正解だ!
そして、このmozのリュックにしたのは、見た目が好みだったのは言わずもがな。
アウトドア過ぎないデザインで、街中でも、私の生活圏内(スーパーや病院、公園などの近場)でもとっても使いやすい。
マザーズバッグに特化したバッグは、「大容量」「ポッケの多さ」を売りにしているのが多いのですが、それ故に見た目がでっぷりとした感じのモノが多く、可愛い!と思えなかったし、軽量で生地の薄いものは、自立しないので、中に物が入っていない時はぺったんこ、たくさん入っている時はパツパツと、見た目が中身に左右されるのが嫌でした。
それにポッケが多いリュックなら、エコバックとしては使いにくかったと思う。
本当に育児用品を持ち運ぶだけの用途になっていたはず。
それに比べて、mozのリュックは自立して、中身が例え空っぽでもキレイな形をキープしているのが、とてもいいなと。
外出から帰宅して、娘を抱いているので、まずはリュックをそこらへんにポイッと置くこともしばしばですが、その時にクシャっと倒れないのは、本当にストレスフリーです。
服装は、娘が生まれてよりカジュアルな服装になりました。
そんな私の服装に似合うリュックです。
手持ちのどの服にも似合うから、着て行く服を選ばない。
少ないバッグで暮らしていますから、バッグと服が似合わないと途端に「服がない!」と言う事になります。
これが産前に検討していたロンシャンのロゾだったら…私の服の2割は似合わなかったかも。
あ…!コートに似合うかな…?まだ試してなかった。
今度おうちで試着してみよう。
コートにはきっとロゾが似合ってたな(笑)
最近は娘とのお出かけも増えたので、日焼け対策に帽子を買い足しました。
丸くコロンとした形のキャスケットで、これもこのバッグととっても似合います。
これもロンシャンのロゾだったら…似合わなかった!
この帽子は、外出時と洗濯時の兼用。
今までちょっと微妙だ…とだましだまし使っていた麦わら帽子はこれを機に手放しました。
1IN1OUT(^^♪
産前に思っていたようなマザーズバッグではなかったけれど、本当に大満足のマザーズバッグが買えました。
それは、機能が沢山あるバッグでもなく、雑誌でお勧めされていたわけでもなく、とりあえずで適当に買うわけでもなく。
お値段が高いブランドだったからでもなく、逆にとってもお値打ちな商品だったからでもなく。
自分のライフスタイル、自分の服装、生活圏などなどにマッチしたバッグを見つけられたから。
冒頭にも書きましたが、バッグの決め手は大きく3つ。
持ち歩く量と服装とのバランスとそして…心地よさ。
mozのバッグは私が持ち歩くミルクなどの飲み物、おくるみ、着替えやおむつ、ガーゼ、そしてもちろん財布や携帯、鍵などの貴重品を入れて十分な量だったし、ちょっと足りない食材を買い足しに行った時のエコバックとしても…丁度良かった。
私の手持ちの服のほぼすべてに似合って、コーディネートの幅を狭めない。
私の生活圏内に「このバッグではちょっと…」と思う場所がない。
そして心地よさ。
心地よさっていうなれば、用の美だと思うのです。
デザインだけよくっても、荷物を入れて背負ってみれば肩が痛い…なんてリュックは心地よくない。
娘を片手に抱きながら、中のモノを取り出そうとして、何分も格闘するのは…心地よくない。
とっても高価なブランドでもバッグ自体が重すぎれば…心地よくない。
サイズが小さくて、必要なものが入らないのは心地よくない。
どんなに好きなデザインでも自分の生活圏内では浮いてしまって、それをちょっぴり気恥ずかしく思ってしまう(気持ちよく使えるなら問題ない)なら…心地よくない。
そして、どんなに使い勝手が良くて実用的でも、見た目が好きでなければ…やっぱり心地よくない。
そういう点では、このバッグは私の用途、サイズ、服装、生活圏にとてもマッチしていて、使いたいときに使いたいものが取り出せて、背負っていて肩が痛くなるようなことも、重くてきついこともなくて。
勿論デザインも大好きで。
本当に心地よい。
娘の成長に合わせて、きっといつか使わなくなる日が来て、ロンシャンのロゾの方が使い勝手が良くなる日が来るかもしれない。
以前は、それなら大好きなデザインで、長く使えるモノを…と思っていたけれど、今は大事なのは「今」だと思う。
今が大事だからと言って、あれもこれも買うのは私の目指すところではないけれど、少ないものだからこそ、「今」に注力して、たとえ長く使えなくても(そりゃ長く使えたらなお良いけれど)、「今」使いまくって、使い倒す方がいいなと思う今日この頃。
そんな志向の変化もあって、今の私に最適な大大大満足なマザーズバッグが買えました。
先日バイカラーのショルダーバッグを手放しましたので、今はこの2つのバッグで過ごしています。
たった2つのバッグって、思い返せば最少かもしれません。
でも全然。
本当に全然困らない。
ライフスタイルにもよるのでしょうが、ちゃんと選べば少ないバッグでも大丈夫なのですね
わわわ!mozのキッズバッグもあるみたい。
娘とお揃いバッグって…なんか素敵。
まぁまだまだ先の話ですし、娘の好みではないかもしれませんが。
キッズバッグは、写真のトリコロール以外にもネイビーと、そしてブラックもあります。
子供用は、トリコロールが可愛い( *´艸`)
大人用は6色展開。
私は、直営店限定カラーのブラック×ゴールドです。