先日は、しゃもじを新しくした話を記事にしました。
プラスチックのしゃもじから、1つ1つ手作りの桜の木のしゃもじへ。
これで我が家のプラスチックはまた1つ減りました。
1つプラスチックが減ってよかったのは、地球環境や健康リスクについてだけではない。
私が一番うれしいのは、また1つ美しいと思えるモノがやってきたこと。
また1つ見た目がすっきり美しくなったこと。
そして、また1つ我が家が好きになったこと。
少し前、しゃもじを買い替えたいという話をしていた頃、私はプラスチックこそ「生活感」の犯人なのではないかという記事を書きました。
やっと買替できました。
実際にプラスチックのしゃもじから木のしゃもじに変えて、確信する。
やっぱり、プラスチックが「生活感」の犯人だ！
多分それは、プラスチックという素材がとってもチープだから。
商品が高い、安いではなくて、買ったときが最高の状態で、すぐに劣化してボロボロになっていくから、油性の汚れはしっかり吸着して色移りもしやすいから、埃なども静電気でキャッチしやすいから。
つまり…美しくない素材なのだと思う。
そういうことをミニマルライフを始めてうっすら感じ始めて、だんだんわが家のものはなるべくプラスチックでない商品に変えてきた。
ミニマルプラスチックライフを目指そうと決めてからは、より一層厳しく(といってもゼロにはできないのだけど)プラスチックを減らしてきた。
そしたら…だんだんわが家が素敵になってきた。
素敵になるにつれ、賃貸でも、築年数が古くても、だんだんわが家が好きになってきた。
素敵な家って昔は、広くて、新しくて、お金がかかっている家だと思ってた。
インスタや雑誌などで見る新しくピカピカのシステムキッチンは、いいなぁと憧れだった。
どうせ我が家はマイホームではないし、キッチンも狭いし、だから…この人たち(インスタなどで情報発信している人たち）のようにすっきり暮らせない。
たしかにそれくらい広さがあれば、すっきり片付くでしょうよ！と思っていました。
けれど違ったなぁ。
たしかにマイホームであれば、自分好みに作れます。
作った後だって、ライフスタイルの変化に合わせて、お金さえ許せばちょこちょこと手直しできます。
賃貸だとそういうことは限界がある。
広ければ、今の我が家の物量でかなりすっきりした空間になると思う。
今の私の置かれている状況は、賃貸で、転勤があるということ。
だから、来年転勤かもしれない…と思えば、マイホームを建てる気にはならないし、別の賃貸に(よっぽどの理由がなければ)引っ越そうと思わない。
古さゆえに多少使いにくいところがあるけれど(収納が少ないとかね)、賃貸だからやれることは限られている。
という色々制限がある状態です。
でも、多くの人が制限の内容は違えど、何かしら制限があるのではないかな？
それを昔は、いいな～持ち家は。いいな～広い家は。…と思っていたけれど。
私は今この制限があってよかったと思ってる。
もし転勤がないのなら、マイホームを買おう、建てようという話になったかもしれません。
そしたら、私は夢いっぱいの家にしたでしょう。
ちゃんと今ある物量でもすっきり見える広さの家を。
そしたらそしたら、ミニマルライフを目指さなかったかもしれない。
今もプラスチックの収納用品を買いあさっていたかもしれない。
買っても買ってもなんだかすっきりしないと思いながら。
服もいっぱい持っていたかもしれない。
服は合っても着る服がないと思いながら。
制限があったからこそ、本当に大事にしたいことって何だろう？本当に着たい服ってどんな服だろう？って考え続けられた。
収納場所に、お金に制限があったからです。
このブログも制限がなかったなら、続かなかっただろうな。
何だかこの言葉を使うのはちょっぴりこそばゆいけれど、制限があったからクリエイティブに暮らせた。
今後もずっと賃貸なのかと聞かれれば、それはわからないけれど、今の段階でいろんな自分の価値観に気付けたのは、今住んでいるほぼ私と同い年の我が家のおかげ。
あれ？本当は今日は久しぶりにキッチンツールを紹介しようと思っていたのです。
しゃもじを買い替えて、ふとキッチンツールを収納しているキャニスターをみると、「あぁすっきりしてる」と思ったから。
そう。我が家のキッチンツールからプラスチックがいつの間にか激減していたんです。
昔はしゃもじもお玉もプラスチックだったのに。
プラスチックがなくなれば、それだけで美的レベルが上がるなぁとしみじみ思ったので、ブログに書こうと全出しして、写真も撮ったんですよ。
だから、これは次回記事にさせてくださいね。
キッチンツールの紹介改め、「制限って案外いいモノだよ」という記事でした。
