スリッパを新調しました。
実はスリッパ結婚してからの新習慣なのですが、長らく不満がありました。
ずいぶん昔にブログにも書いてますね。
その不満とは…
まず結婚当初春夏用、秋冬用、お客様用と2足×3種類=6足!と沢山スリッパがあったこと。
それから、お客様用要らないのでは?と言う事で、お客様用スリッパは我々夫婦の春秋用スリッパになりました。
捨てればすぐ減ったのでしょうが、もったいない症が出てしまったのですね。
減れば、1足当たりの使用期間も自ずと長くなり、消耗も早いので、早い段階で新しいスリッパを購入できたかもしれませんが、「もったいない」と自分たち用に使ってしまったので、あまり消耗せず。
長らく6足使いでした。
そしてもう1つの不満は、スリッパが私に大きくてスポーンと脱げてしまうこと。
で、2年越しにようやく新たな…納得がいくスリッパを購入することができました。
あのブログを書いたときから1年しっかり使いこんで、その後1年はお腹の大きな妊婦には危ない、抱っこ中滑ったら危ないと思い、久しぶりのスリッパなし生活。
なしでもいいけれど、これからの時期スリッパがないとやっぱり足元冷えますし、娘が重く、活動的になるにつれ、ずーっと抱っこしっぱなしということもなくなりました。
スリッパ再開は今だ!と思い、2年前から狙っていたスリッパを購入しました。
このスリッパを選んだポイントは、ズバリ通年で使えることとサイズ展開が豊富だったことの2つ。
あとはもともと必須条件ではありませんでしたが、ソールが薄すぎず歩きやすそうなことも嬉しいポイントでした。
2年前のブログでも通年で履けることとサイズ展開が豊富なことで、このスリッパを候補に入れていました。
履き心地は、思った以上。
購入前はサイズ展開が豊富とはいえ、Sサイズがないのはちょっぴり不安ではありました。
サイズ一覧
- mini : 18cm、20cm用
- M : 22.5-24.5cm用
- L : 25-27cm用
- LL : 27.5-28.5cm用
私は足が小さく、22.5cmしかありません。 (親戚の小学3年生の子と同じサイズ(笑))
ようやくMサイズに分類されるレベル。
24.5cmの人も履けるスリッパはまた大きすぎて抜けてしまうのではないか…と懸念していたのです。
それでもトライしてみたのは、ソールがしっかりしていたから。
以前使っていたスリッパはソールがペラペラで、それもスポーンと抜けてしまう原因の一つでした。
今回購入したスリッパは、やはりソールがしっかりしているからでしょうか…確かに私の足には大きいけれど、スポーンと抜けたりはしません。
そろそろご紹介しましょう。
購入したのは、こちらのスリッパです。
よく売れているそうなので、ご存知の方も多いと思います。
私はこちらのホワイトを購入しました。
買ってみてこれにしてよかった!と思ったのは、ソールがしっかりしているだけではなくて、足指あたりはメッシュ生地になっているらしく裸足で履いていてもさらりとした履き心地なのもよかった。
あとスポーンと抜けないのは、ソールだけではなくて、アッパーがしっかり足の甲を包み込んでいるからだと思います。
そして何より…お手入れしやすいのが良かった。
届いた真っ白なスリッパを見た夫に言われたのです。
「白は汚れるぞー」って。
たしかにそれは購入する時にちらりと脳裏をかすめたことでした。
けれど、汚れるからという理由で妥協して2番目に欲しい色にするよりは、1番欲しい色にした方が心の満足度が違うんじゃないだろうか?
本当に欲しいものを選んだ方が、もしも汚れてしまった時にちゃんとお手入れしようと思うんじゃないか?
そう思い、一番いいなと思ったホワイトにしたのです。
使い始めて1週間ほどたった頃でしょうか。
ついに…ついに汚してしまったのです。
娘の離乳食をあげている時、スプーンからかぼちゃのポタージュがぽたりと落ちてしまいました。
しかも落ちた場所は、足が小さいゆえに隙間ができていたインソールでした。
「うわぁぁやってしまったー。このかぼちゃのポタージュ娘の洋服についたらなかなか取れないんだよなー」と心の中でかなりがっかりしながら、ティッシュで落ちたポタージュをぬぐい取ります。
すると、そこにはすっきり白いインソールが!
インソールも奥の方はメッシュ生地ですが、土踏まずからかかとまでの部分は合皮のようなつるっと素材。
だから、合皮と同じくある程度の汚れはさっと拭くだけでとれそうです。
白は汚れる…と我慢しなくてよかった。
ミニマルライフを始めて、持っているモノにシビアになって、買い物が慎重になって、失敗したり、成功したりしながら、最近思うのは、何をもって買い物成功と言えるのだろうか…と言う事。
これはきっといろんな答えがありそうですね。
きっとある人は、「どれだけ安く買えたか」だろうし、またある人は「どれだけ長持ちするものを買えたか」だろうし、「どれだけ家族友人など周りの人からの評判が良かったか」というのもありそう。
どれも正解で、どれも不正解になりうる。
この問題はきっと誰かに決めたもらうのではなく、誰かが言っていたからこれが正解というのでもなく、自分で決める問題なのでしょう。
よく雑誌やテレビでは、正しい料理の仕方、正しい買い物術など正解を決めて報道したりしますが、そのすべてが正解である家庭なんてどれほどいるのでしょうか。
あくまでその正解は、テレビ・雑誌の人が決めた正解であり、我が家の正解ではない。
あ、脱線しました。
もどります。
私にとって何が買い物成功と言えるのか…と最近考えていたのです。
このスリッパを買って、その答えが出たように思います。
5年後にはまた価値観が変わって、この答えではなくなるかもしれませんが、今の私が思う買い物成功とは…使っていてうれしいものを買えたこと。
このスリッパを買って、スリッパが目に入るとふふふと嬉しい気持ちになる自分がいます。
そんな気持ちになるものだと、使っていてうれしいし、嬉しいからたくさん使うし、そうすればせっかく買ったのにあんまり使わなかったもない。
使っていてうれしいから他に買い替えたいという欲求も起こらない。
つまり不必要に何かを買う必要もないから、結果的には節約にもなるのではないか。
私の場合、使っていてうれしいと思うのは、使い心地がいいのはもちろんの事、デザインも好きでなければ、使っていてうれしいまでにはならない模様。
使い心地がいい実用性とデザイン性が合わさった「用の美」を感じるものが使っていてうれしいという気分になるのだなと気付きました。
このスリッパはスポーンと抜けないし、蒸れにくいし、汚れも落としやすく、滑り止めもついているから滑らないし、反り返りがあるから躓きにくいし、つまり歩きやすく、履き心地、お手入れのしやすさも良い。
そしてデザインも好みです。
まさに、個人的には「用の美」を感じる一足で満足度が高い。
そういえばついつい長々と使ってしまっていた花ふきんも乾きやすく、拭きやすく、手触りもよく、使うほどにふわふわになっていく。
あんなに長く使ったのは、「用の美」を感じていたからかも。
買い物成功のポイントとしてだけではなく、知らず知らずのうちに家のモノを選定するポイントとしてもこの「用の美」目線で見ていて所がある。
デザインはすごく好みだけど、使い勝手がイマイチ。
デザインは微妙だけど、使い勝手がいい。
そういうモノは、少しずつ我が家から減ってきた。
今後もどんどん減っていくのでしょう。
自分のもの選びのポイントは何ですか?
意外と考えたことないこのポイント、でも一番自分を表しているような気もします。
私にとって「用の美」は手放して手放して、ようやく気付いた自分の好み…なのかもしれません。
ちなみに・・・
夫も同じスリッパを買いまして、夫婦のスリッパを並べると何となくいい感じです( *´艸`)