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ベビー 主婦のつぶやき

大人よりかなり難しい。サステイナブルなこども服選び

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少し前に、こんな記事を書きました。
ちょっと意識を変えるだけで、地球にとっても、私にとっても、服作りに携わるすべての人にとってもベターな選択ができるよって話。

それは、なるべく天然素材の服を着ること、なるべくファストファッションを避けること、服の数は少なめであること。
そして…何よりも一番大事な大前提として、お気に入りを長く着ることだと書きました。

が、これって大人限定の話なのですよ。
子供服はこの何より大事な…長く着るというのが物理的に無理。
天然素材を着ることはできる、ファストファッションを避けることもできる、服の数も少なめにできる。
けれど、長く着るのはどうしても無理。
それに、ファストファッションを避けてお高い服を着るとしよう。
前シーズンからの服が入らなければ、春夏用、秋冬用と全てをそろえねばならない。
娘は保育園に行っていないけれど、保育園などによっては2,3枚着替えを持って行かねばならないというし、そうなれば必然的に枚数は多くなる。

それをすべて高い服で賄うことは…できる人もいるでしょうが、結構きつい。(懐的に)
成長が早く、すぐにサイズアウトしてしまう子供には安価なファストファッションはかなり相性がいい。
大人なら、流行を追いかけてたくさん買って捨ててを繰り返すより、自分のスタイルを見つけて長く大切に楽しむのもいいんじゃない?と思えるけれど、物理的に入らなくなった服を着続けるのは不可能だ。

そんな子供服におけるサステイナブルって何だろう?って考えました。
①なるべく天然素材、②なるべくファストファッションでない、③なるべく数は少なめの原則は大人と同じだと思う。
ただ、保育園に行っているかどうか、子供のやんちゃ度合い、体の成長度合い、収入、周りの環境によってもできることとできないことが結構あるはず。

そこで、他にもできることはないか考えてみた!
多分…子供服における一番のサステイナブルな方法は、「おさがりシステム」しかない。
1シーズンしか着なかった服を、誰かが着てくれる。
着せようと準備していたけれど、成長が早すぎて着る機会がなかった服を別の誰かが着る。
そうすることで、まだまだ使えるのにゴミになっていた服が生き返る。

ただ1つ思うことがあるとすれば、渡すものは本当に相手が欲しいモノだけでなければならないということ。
「使わなくなったから、はいどうぞ」と誰かにあげても、もらった人が欲しいものでなければ、結局もらった人が処分することになる。
それはただ処分を押し付けただけだ。
それにね。もう服は、ただ照り付ける太陽の日差しから身を守るためのモノでもないし、凍てつく寒さに体温を奪われないようにするためのモノでもない。
自分を表現するツールでもある。

娘はまだすごいこだわりがあるわけではないけれど、一応毎日私が選んだ2,3択の洋服の中から選んでる。
この色嫌!フリフリ嫌!など強い主張が出てくるのはいつなんだろう。
2歳とか、3歳とかと聞くので…もうすぐだな。

全然服には無頓着という人だって、半ズボンは嫌いだなど自覚がないだけでこだわりがあったりする。
いわゆる流行りの服を着ないことで、服にコストや時間やエネルギーをかけませんよ!という主張をしている。

私は子供の頃よくおさがりをもらってきていたのだけど、そこに私の「好き」「嫌い」はあまり反映されていなかったように思う。
一応、要らなかったら使わなくていいからねと言われるのだけど、大量に来るおさがり服を1つ1つ試着しながら、はたしてちゃんと「自分の好き」を考えられていたかはかなり疑問。
チクチクする、あまりに露出が多い、使い方がわからない、大きすぎる、小さすぎるなどそういうモノは「要らない」と言えた。
たまにすごく可愛い!!と思えるモノもあって、それは即決で欲しいって言った。
けれど、それ以外の大量の服については…まぁ使えるかなとか、この色持っていないしな…とかなんとなくでもらってた。
「この服はこうやって使ったら便利よ」なんて言われれば、もう断われない。

大量のおさがりは考える気持ちが萎えてたのかな。

だから買ってもらった服はすごーく少ないのに、いっつもクローゼットはパンパン。
多分その頃の私は、自分がなかった。当時もそんな悩みがあった気がする。
その頃自己肯定感も低かったし、どうせとあきらめがちだった。

すこし脱線しちゃったけれど、つまり服というのはとても大事なのです。
大袈裟に言えば…いや全然大袈裟なんかじゃない!
服選びで人生が変わるのだから。
特にまだ自分でできることが少なく、立場が弱い子供は、自分の好きという純粋な気持ちをないがしろにされがち。
すごく小さいことだけど、そうやって子供自身の気持ちを大事にされて育った子供はきっと…自尊心が育つのではないかな。

そんな風にミニマルライフを通じて考えるようになったから、正直おさがりシステムは反対の立場だったのです。
選べる余地があるようで、ないケースも結構あるから。
私のように断われない性格だとなおのこと。

じゃあどうする?と考えると、「売る」「寄付する」が現実的な選択肢に思えます。
売れば、次にその服を着る人はその人自身の意思で(場合によっては親かもしれないけれど…)その服を選べる。
お金も発生するから、お金を払ってでも着たいという人に届く。
「タダだからとりあえずもらっておこう」となりがちなおさがりシステムより自分で選んでいる点でよいと思う。
無料だからとりあえずもらってしまうと、家もごちゃごちゃになりがちだし、自分の好きもどんどんわからなくなる。
昔本で読んだ言葉だけど、過剰は不足と同じくらい悪いのだ。
もしかしたら不足以上に悪いのかも。

誰か知人にあげる場合も、袋いっぱいぎゅうぎゅうにしてあげるとかつての私のようにもう何が好きがわからなくなる。
おさがりシステムはいいシステムだけど、最近はファストファッションが多くて、みんな服をたくさん持っているから、大量の服をもらうことになる。
やっぱりおさがりシステムも過剰だから悪いのかも。
私もシーズンに2,3着もらう程度ならちゃんと選べただろうし、単純にありがたいって思っただろうな…

それに売れば、わずかながらお金も回収できる。
ファストファッションはほとんど値段がつかないから、売るならファストファッション以外がいい。
ファストファッションを避けて少し高いと思っても適正な値段の服を買う。
高いから必要以上に買わないし、ちゃんと大切に着て、最後は売ってそのコストの一部を回収する。
売る側も、買う側もメリットがあり、サステイナブルな方法だ!

そして、寄付。
服は今や自己表現のツールだ!って言ったけれど、これは私がとても恵まれた環境にいるからで。
世界には、ただただ防寒するものがなく、冬は凍えて過ごしている人がいる。
そんな人たちにまだまだ使える衣類が届くのはすごく良いことだ。

でもその人たちにおくる衣類だって、毛玉だらけの服はやめたい。
びりびりに破れているわけでないから、着ようと思ったら着れる。
けれど、毛玉だらけの服はきっと嬉しくないのではないかな?
新品同様である必要はないけれど、あまりにダメージのひどいものはどうかなと思う。
そういうモノも寄付できるとわかったら、きっと私たちはそういう服を寄付してしまう。
寄付しているからいいだろうと思って、たくさん買ってしまう。
それでは本末転倒だし、私が欲しくない位ダメージな服は、きっと寄付先の人だって欲しくないはず。
あと、たくさんの服をぎゅうぎゅうに袋に詰めて送るのもやめたい。
服が傷む。
それに…そうやってぎゅうぎゅうに入っているような服は一部黄ばんだり、ちょっとほつれていたり…そういうダメージがあるものです。
袋にぎゅうぎゅうに詰めてる時点でゴミに見えますし。
1点1点丁寧にたたんで送られてくる服と袋にぎゅうぎゅうに入れられてくる服…どういう気持ちで服をおくったかわかる気がしますね。
ゴミ箱がわりに寄付をしてはダメなのだ…絶対に。

寄付するにしろ、売るにしろ、誰かに譲るにしろ一番大事なのは、欲しい服をあげること。
欲しい服の大前提は、買って捨ててを前提とした縫製が雑だったり、すぐに首周りが伸びてしまう服ではない。
虫食いがあったり、黄ばんでいたり、裾が擦り切れていたりする服ではない。
丈夫で心地いい服だと思う。

今まで娘の服はファストファッションが多めだった我が家。
数自体は少なめだったけれど、今後はもうちょっと考えて買おう。
実は1着すごくいい服があるのです。
出産祝いでもらったラルフローレンのワンピースとカーディガン。
しまい込んでは勿体ないとお出かけしない日もデイリーで着せていました。
少し大きいかな?と思う時から着せ始め、今ちょうどぴったりサイズ。
ワンピースは半そでだったから、時期でいうと着せ始めたのは去年の夏から。
それから秋、冬、そしてこの春までは確実に着ると思う。
娘がスリムになったら夏も着れるかな?(笑)
1年通して着用した訳なのですが…さすがにワンピースは1年着ているからエリのところなど少し毛玉ができているけれど、首回り全然伸びていないし、ボタンも取れてない。
すごく丈夫だなと感じます。
カーディガンだって、手洗いじゃなくて洗濯機で(ネット使用)洗ってるのに、全く汚れ、毛玉、ほつれなし。
実感として、私が買ったファストファッションの服よりしっかりしている。
これは娘が着れなくなっても、もう1人、もしかしたら2人使えるんじゃないかな?
近くに娘のおさがりをあげるような人はいないから、この服はリサイクルショップへもっていき、誰か次の人へ。
リサイクルショップへ持って行けないような服は、我が家でウエスとして使いまくる。
そしてなるべく天然素材、なるべく数少なめで。
これが今私ができる精いっぱいのサステイナブルな方法だ。

今まではサステイナブルな選択はどういうモノかと考えてもなかったけれど、今後は出来れば地球にも服に携わるすべての人にも良い選択をしたいと思うから、最近はどこで娘の服を買おうかリサーチ中です。
1つ発見したのは、イギリスのBodenというブランド。(日本のオンラインショップもあります)
まだ購入していないから、実際のところはわからないけれど、長く着れるようにすごく厳しく服をチェックしている。
購入した人が経験するであろう全てのことをその服を着てやってみるんだそう。
で、長持ちする自信があるからか子供用のコートには名前が書く欄が4つもある。
長持ちする服を選べば、売ったり、あげたり、寄付したりして誰かに服を渡せる。
一人だけで使い捨てしなくて済む。
そしてもっといいなと思ったのは、製品の品質だけでなく、製品を作るための従業員にも配慮していて、もちろん環境にも配慮されているブランドだったこと。
WEBサイトには、世界中にある工場の話が載っているんですよ。
これは、食品でいうところの生産者表示と一緒ではないかなと思います。
生産者が見えることで、生産者自身の人権や労働環境も守られるし、服を買う私たちもより安心して買える。
もっといろんなブランドでそういう取り組みがなされたらいいのに。

あともう1つ良かったのは、デザインが可愛い(笑)
天然素材を扱うショップでは、生成りの服ばかり…というお店も多いのですが、Bodenはおしゃれの楽しみも忘れていないところが良い。
海外ブランドらしくすごい大胆なデザインが多いけれど。
子供だけでなく大人の服もあるから、私の服も探している。(気に入ったのがあればいいな)


あと王道ですが、ミキハウスも長く使える品質。
Bodenほど環境や労働者への配慮は見えてこないけれど、長く使えるならそれだけでサステイナブルだ。
それに日本での知名度も抜群なので、売りやすい。

娘の服をすべてミキハウスやBodenでそろえるのは、我が家のお財布的に厳しいけれど、コートやカーディガンなど長持ちしやすいアイテムから、少しずつ使い捨てでない服にしていきたい。
ま、まずは夫と予算と相談ですな( *´艸`)



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