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ベビー

ミニマリストの離乳食グッズ(ハイチェア後編)

更新日:

前編に引き続き、 豊橋木工株式会社 のUPRIGHT のレビューです。
もしよければ、前編からお読みください。

前編はこちら↑

「姿勢よく、楽に座れる」椅子を探して出会ったUPRIGHT。
その楽の秘密は、背もたれなのだそうです。
詳しくは、 豊橋木工株式会社 のHPにも書かれているのですが、簡単に申しますと、S字カーブの姿勢で座るのが一番負担が少ないけれど、S字の姿勢は背筋が疲れるので、ついつい猫背になりがち。
だから、椅子の背もたれサポートが重要なのだそう。

豊橋木工株式会社のHPはこちら

たしかに。
昔…わたしがまだ実家に住んでいた頃。
姿勢の悪い私のために、母は背筋がピンとなる椅子を買ってくれました。
それは座面がやや斜めになっていて、普通の椅子とは違い膝をのせる場所があり、まるで乗馬しているように姿勢よくいられる椅子です。
自然と姿勢よくなるので、背もたれはなし。
たしかに、背筋はピンとしていました。
けれど、途中から疲れて、本来の座り方をしなくなったんだな…これが。
座り始めは、ちゃんと膝置きに膝を置き、背筋はピン!
けれど時間が経つと、膝置きに足を置き、まるで体育座りのようになっていました。
私は昔からあまり運動しておらず、筋肉がないタイプだったので、背もたれのないその椅子では背筋が疲れてしまってたんだろうな。

あの椅子を使いつつ、ちゃんと運動もしていれば今頃姿勢美人だったのかしら…
せっかく買ってもらったのにもったいないことをしました。

話がそれました。つまりUPRIGHTは、背もたれにS字をサポートする工夫(S字を支えるような縦の曲線、横幅が広いカーブ、骨盤を支えるカーブ)が施されているので、楽なのに姿勢よく座れる椅子なのです。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、S字をサポートするために、背もたれがゆるやかに縦横曲線になっています。
これがまっすぐであったなら…背中は1点しか背もたれに接しないので疲れやすい。
あぁ!足台を入れていた段ボールが見切れている!!!

実際まだ全く筋肉はないであろう娘が座ってみるとこんな感じです。
なかなか姿勢よくないですか?

またまた娘に出演依頼。あぁムチムチ(笑)
ベビーシート装着時は、座面を足台として使います。

このUPRIGHTは、私が購入した時は購入から2か月ほど待ったのですが、その間に使っていたレンタルのハイチェアはここまで姿勢よいとは思わなかったな。
姿勢が悪くなったということはなかったですが、使っている時に「おぉ姿勢がいい」とは思わなかった。

あと姿勢が良いを維持するには、きっとその時の身長に合わせた椅子の高さでなければならないのだと思いますが、UPRIGHTは座面も12㎜ごとに14段階高さ調節できるし、足台も15㎜ごとに16段階調節できるから、成長に合わせてピッタリの高さに調節できます。

出産前にいいなと思っていたお座り前から使えるfarskaのスクロールチェアは座面4段階調節、足台は7段階調節。
ハイチェアを本格的に探し始めて知ったSTOKKEのTRIPP TRAPPも座面と足台合わせて14段階調節。
どちらも大人まで使える想定の椅子ですが、調節できる段階数を見てもUPRIGHTは他の2つに比べて調節できる段階がかなり多いので、成長に合わせて細かくぴったりの椅子に合わせたいというメーカーの本気を感じます。

そして何より良いなと思ったのは…これ。

背面から撮影してみました。
どこがポイントかわかりますか?

写真中央に黒く大きなねじグリップがあるのがわかるでしょうか?
写真で見えているねじグリップは、ベビーシートを留めているねじグリップなのですが、ベビーシートだけでなく、座面も、足台も、ベビーシートのガード部分も…つまり調節する箇所はすべてねじグリップなのです。
だから、購入してから一度たりとも工具が必要ないのです。
これはかなりポイント高い!

ベビーシートガードはグリップを緩めるとスライドできる仕組み

そろそろ調節したほうがいいかな?と思ったときが今まで2度ほどあったのですが(結局元に戻しました)、その時もほんの数分で調節出来ました。
だから少しでも「あれ?もうそろそろ?」と思ったら、気軽に調節できる。
調節と言っても数分だから、足台の調節なら娘を椅子に座らせたままでもパパッとできる。
長く時間がかかってしまうと、ぐずることもありますもんね。

それになにより気軽に調節できるから、調節しようという気になる。
ものぐさな私だから、きっと工具が必要な調整方法ならめんどくさがって「あ、そろそろ調節しなきゃ」と思って数日…いや数週間、もしかしたら数か月⁉経ってる気がする。
だから気軽に調節できなければ、ものぐさな私には意味がない。

今回このハイチェアのレビュー記事を前編、後編にわたって紹介しているわけですが、その間ベビーシートを外して、座面をあげて写真を撮ったり、足台をつけて写真を撮ったりし、また再び娘が使えるように足台を外し、座面を下げて、ベビーシートを取り付けて…という一連の取り付け、取り外し、調節をしたのです。
それをできたのもひとえに工具不要で簡単に取り付け、取り外しができるから。
時間的にもあまりかかりませんでしたが、気持ち的にも面倒を感じず楽でしたし、実際に労力もあまりかからなかった。
「あー疲れた」とならなかった。

工具が不要なだけでこんなに楽なのですね。

ちなみに、UPRIGHTに決めるまでに私の中で最有力候補だったのはイングリッシーナだったと前編で申しました。
イングリッシーナの決め手は、宙に浮いているから掃除がしやすいこと。
さて、UPRIGHTはどうかと申しますと…今のところそんなに不便を感じていないです。
イングリッシーナのように宙に浮いているわけではないので、床を拭くときは、椅子を移動させる必要がありますが、足裏にフェルトシールが張られているのでフローリングの上ならスムーズに動かせます。
持ちあげて移動させることはほとんどないのですが、持ちあげるときも背もたれの形状がちょうど真ん中あたりに切り込みが入っているような形状になっていて、持ちやすいのでそこまで重さは感じないです。

重さ本体:約8.1㎏、ベビーシート:約1.8㎏ 
※本体の重さは足台入りの重さです。
実際にベビーシートを装着している時は、座面が足台になり、足台用の板は使わないので、もう少し軽くなると思います。

そして床以外で汚れやすいのがベビーシートのガード部分と座面部分ですが、ガード部分は我が家ではマールマールのエプロンをガードの外側に出してカバーしています。

ベビーガードの外側にエプロンを出すことで、ガードが汚れるのを防いでいます。
ひらひらとAラインのエプロンドレスだからこそのメリット( *´艸`)

座面部分ですが、座面カバーは布地と合皮と選べます。
わが家が選んだのは、ベビーシートのカバーも座面カバーもお店の人のおすすめもあって合皮にしました。
離乳食期はやはり汚れやすいので、合皮がおすすめとのことでしたが、本当に合皮にしてよかった。
汚れもさっと拭くだけできれいになるので、掃除については今のところ本当に不便を感じていない。

あとね…地味なポイントですけど18年保証もいいなと思いました。
18年というと、娘は当たり前ですが18歳。
成人ではありませんが身体的にはもう大人です。
大人まで使えるといっているから、高校卒業くらいまでちゃんと使えるのを保証してくれている。
製品に自信があるのだなと思いました。

なんだかいいことばかり言っていますが、回し者ではありません。
しいてデメリットも上げるとすると…大きいこと。
写真を見てもらったらわかりますが、足場が普通の椅子のように4本脚ではないのです。
だから見た目はちょっと大きく感じますし、実際わが家のダイニングチェアよりは大きいです。
裏を返せば、だからこそ安定性はあります。
ぐずっている時など抜け出ようともがくことも多いですが、椅子ごと後ろに倒れそうな気配は今のところないし、きっと娘が大きくなって一人で座ろうと登っても倒れたりしないんじゃないかな。

あ、あともう1つ。
購入から実際に手元に届くまで時間がかかること。
私は2か月ほど待ちました。
そんなところでしょうか。

長ーく付き合っていける椅子のようなので、耐久性や娘が成長してからの使い勝手は、今後じっくり見ていきたいと思います。
とりあえず今のところは大満足です。



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