そんな風にそんな風に生き~たいんだ~、生きて~生きたいんだ~♪とご機嫌に歌いながら洗濯物を取り込んでいる人がいたら、それは私でございます。
何の歌かと申しますと、わかる人はすぐピン!ときたかと思いますが、大泉洋さんが出演されてる北海道ローカル番組「水曜どうでしょう」のテーマ曲です。
我々夫婦はどうでしょうが好き、そして私はこの歌も好き。
最近また録画で撮りためたどうでしょうを最初から見直しています(笑)
というのも、そろそろTVいらないかも…という考えがちょっとずつ出てきていて、大体見るのはどうでしょうとタモリ俱楽部、そして…ネットフリックスくらいなもの。
どうでしょうはすでに1回全部見たし、もうモニターにしてTVとビデオを卒業しようかな~なんて思っているのです。
で、TVやビデオを卒業する前にもう一度どうでしょうを見てるわけです。
脱線しました。
なんでどうでしょうのテーマ曲を歌ってるかというと、昨日の図書館ウォーキングでこの本を見つけて読んでいるからでございます。
図書館ウォーキングとは何ぞやと思った方はこちら→めんどくさがり屋の私も運動の習慣をつけたい!
図書館というのはいいですね。
本屋は今一押しの本があふれんばかりの売り文句を背負って並んでいて、本を選んでいるようでどこか買わされている感じもします。
もしくは、自分が欲しい本の場所まで一直線に行って購入する。
そこに偶然の出会いはあまりない。
でも図書館はどうでしょう。←ダジャレじゃないよ!(笑)
売り文句はほぼない。数冊だけ図書館職員のおすすめ本として紹介されることはあっても、基本的にはカテゴリーごとに分けて並べられているだけ。
そこに話題性も著者が有名かどうかも、最近出た本か昔の本かも関係なく並んでいるのです。
それはもう一期一会の出会いです。
一期一会だから、読みたい本がない場合もあります。
が、思わぬ出会いもあるわけです。
普段私はタレントの方のエッセイ本を読みません。
読まないからそのコーナーにもいかないわけですが、図書館でガーデニングの本を物色していましたら、ちょうど近くにあったこの本が目に入ったわけです。
出会いです(笑)
どうでしょうの番組内でも宣伝されていたこの本。
ちょっぴり興味がわくのは言うまでもありません。
まだ読んでいる途中ですけどね、結果としてとても楽しく読んでます。
本の内容としては、大泉さんが1997年から2005年までの8年間に雑誌に連載してきたエッセイをまとめたもの。
どうでしょうのこぼれ話なんかも書かれてたりします。
その中で『思い込みについて』というエッセイがあるのですが、これについては「私もそう思う!そんな経験ある!」とうむうむと大きくうなずきながら読みました。
このエッセイはこんな書き出しで始まる。
今日は皆さんと「思い込み」について考えてみたい。
私は、『北斗の拳』という漫画が大好きだった。それに出てくる「北斗神拳」という暗殺拳の極意は「人間は自分の潜在能力の30%しか使うことができないが、北斗神拳は残りの70%を使うこと」と書いてあった。
ー『大泉エッセイ』より
まず、書き出しについても大きく共感。
『北斗の拳』は読んだことないのだけど、私の世代だと『HUNTER×HUNTER』に同じようなことが書いてあったな。
『HUNTER×HUNTER』では、念能力っていうのがこの北斗神拳みたいな感じで説明されていて、普通の人間はエネルギーをただ垂れ流して生活しているけど、自在に操れるよう修行すると、そのエネルギーを100%使って殴れば人間ではありえない力が出たり、逆に一切のエネルギーを消すと敵に知られることなく近づくことが可能なのだ。
ちなみにこの念の力は、人間がもともと持ってるエネルギーをコントロールする力だから、念能力者として特別な修行をしなくてもすごく名高い画家が描いた絵や職人の作ったものは、本人が心血注いで作ったものだから知らず知らずのうちに念がその制作物にもこもっていることもあるらしい。
つまりさ、北斗神拳や念能力と同じく心血注いで作ったもの、ずっとずっとすごく必死に願ったモノは、それなりのパワーがあるってことだね。
その例としてエッセイはその後、子供時代の「今日はカレー」と思い込むとカレーだった話やじゃんけんで勝つ想像をしていると勝って、大衆の前で11勝した話などが書かれているのだけど、これもまた「わかるわかる!」とおおきくうなずく。
私は高校時代ちょっぴり遠くの学校に通っていたのだけど、遠いと何が問題かって帰り道すこぶるお腹すくわけです。
遠いからか同じ中学からは私と梅ちゃん(仮名)だけで、毎日梅ちゃんと帰宅しながら話すのは、「今日のご飯なんだと思う?」なんて色気も減ったくれもないことばかり。
でもそれが、本当によく当たる。
しかも私だけじゃなく梅ちゃんも当たる。
二人で1週間以上当たり続けた時は、「こうなったら、食べたいものにしてみよう!」と私が寿司、梅ちゃんがステーキにした。
な・な・なんと寿司とステーキだったのです。
寿司は手巻きずしで、ステーキはサイコロステーキでちょっぴり思ってた寿司、ステーキではなかったけれど、寿司とステーキだった。
あと大学もそう。
一人暮らしがしたいばっかりで、地元から遠く離れた大学を受験した。
遠くて行ったこともないから、受験の前日下見に行く。
電車から見た景色を見て、「あ、私この大学通うわ」と思ったし、就職も結構直感でこの会社で働くかもなんて思ってたら受かった。
その会社にエントリーしたのは、飲み会帰りの深夜の自宅で酔っ払ってて今にも寝そうにうとうとしているというとんでもなくふざけた時間。
TVを見ながらうとうとしながら、ふとこの会社エントリーしようと思ってエントリーしたのだ。
それまで、その会社について一切調べたこともなかったし、会社名も知らなかった(笑)
これが思い込みの力なのだとしたら、潜在能力の70%を使って得た結果だとしたら、知らない間に念能力使ってたとしたら…
願えば叶う、思い込めばかなうってあながち本当だなぁと。
この「思い込みについて」というエッセイ読んで、そういえば私も!とこんなことを思い出して気まぐれに本日2回目の投稿でした。
まだ大泉エッセイ読みかけなので、残りは今日寝る前の楽しみにとっておきましょう。
冒頭の水曜どうでしょうのテーマ曲「1/6の夢旅人2002」の歌詞の中で、「いつもいつでも 飛び出せるように」って歌詞があります。
私がシンプルライフを目指しているのは、掃除が楽とか家事をちゃんとできるようになりたいとかそういう理由もあるけど、身軽になりたいというのも動機の一つ。
新しいことにチャレンジしたり、やりたいことが見つかったらいつでも飛び出せるような身軽な人でありたいものです。