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Queer eyeからインテリア改造計画、レンタルハウスなどいろんなリアリティ番組を見ており、今はガーデニング番組を見ています。
庭をきれいに憩える場所にしたいと考える人は多い。
でも実際は、どうやってしたらいいのか、植木鉢をただ並べてみたり、大掛かりに石を敷いてみたものの、なんとなくしっくりこない人もいる。
そんな庭造りの計画をイギリスのトップガーデナーのモンティが、予算と理想と計画を聞いて、植える植物をアドバイスしたり、そもそもの計画の甘さを指摘したり、途中手伝いながら自分たちの満足した庭を作るそんな番組だ。
実は1シーズン分しかないので、もう全部見てしまったのだけど、面白いなぁって思う庭造りが二つ。
１つは、荒れ果てた土地を養蜂するスペースとしてよみがえらせる話。
もう１つは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の五感を刺激する庭を作る話。
養蜂は、蜂のために早春から長く咲く花を植えたり、水飲み場も必要。
出来上がった庭は、まるで蜂の小さな世界という位その中のスペースだけで生きていけるように考えられた庭。
かといって閉塞感があるような感じではなく、うっそうとした森の中という感じでもなく、小道があり、池があり、花やハーブがあって、庭という整えられた空間でありながら、自然が再現されている。
五感を刺激する庭も素晴らしい。
そのご家庭は幼い子どもがいるのだけど、その子と同じくらいの背の色とりどりの花を配置したり、香り豊かな花を植えたり、アーチを作ったり、その庭だけで、いろんな発見がある。
ベンチの下には、わざと重ねた植木鉢を置いて、虫の住処にする。
匂いをかいだり、風に揺れる音を感じたり、食べたり、虫を触ってみたり、きっと小さな子にとっては毎日が発見の庭だろう。
だから、この２つの庭はただ好きだから置いたというものはあまりない。
庭に置かれるものは、夢の庭を完成するために意味のあるものばかり。
そういう意味のあるものが集まって、花の蜜を集め、池の水を飲み、そのはちみつとハーブを使って料理をしたり、息子と庭で様々なミントの嗅ぎ分けをしたり、ふわふわする葉を触ったり、虫を観察したり、そんなストーリーができてる。
池も、花も、ハーブも、石も、アーチもすべて。
意味を持ち、ストーリーの一部だ。
だから満足度も高いし、完成度も高い。
意味のあるもの、ストーリーを持って暮らしたい
もしかすると、家も同じかもしれない。
シンプルライフ界隈では、「自分のお気に入りのモノだけを持つ」というやり方があるけれど、それでもいまいちすっきりしないというのは統一性がないのかも。
白黒モノトーンも好きだし、昔ながらのモノも好き。
さらには、フレンチ風も好きだったら、全部自分の好きが集まって、買ったときは満足しても集まった時に混とんとする。
それでも調和させられる人もいるけど、やっぱり難しい。
だから、私たちは「この食器ならうちにある食器とも合いそう。」とか「この鏡に変えれば、すっきりする」とかモノ単品、もしくはモノとモノのバランスだけを考えがちだけど、そもそもどんな家にしたいのかってあまり考えたことがないように思う。
持ち家の方は購入時にいろいろ考えるだろうけど、五感を感じる庭にしたい、蜂たちと持続可能な空間にというように、家も方向性が定まればまとまるのかも。
そういえば以前「海街diary」のように暮らしたいという話をブログでしたのだけど、それも庭に梅の木があるから自然と梅仕事もする暮らしになっているし、小さいころから食べてる定食屋があったりするのも、そういう店がないとできない話。
その時の話→海街ダイアリー的に暮らしたい
ちなみにこの時仕込んだ梅酒はちょこちょこ飲み始めてます( *´艸｀)
そんな風に家の中の暮らしぶりは、外の暮らしとも大きくかかわる。
それってこないだのLESS IS MOREにもあったこと。
その時の話→幸福度の高い北欧に倣う衣食住の考え方。日本でライフスタイルの充実を図るには？
住環境を整えるっていうのは、ちょっと使いやすいキッチンを使うとか、話題の収納家具を使うのでは全然なくて、つまりは自分たちは「どう生きていきたいか」というのを突き詰めて考えて、そのストーリーのために意味ある場所や、意味ある家を作っていくということなんだろうなぁ。
これは、なかなか難しい！
昔は落ち着いたらカフェを開くなんて言って、メニューは何にしようか、夜はバーにしようなんて話したりしてました。
実際カフェでお茶してるときなんかに、このカフェはこういうところがいいね、参考になるとかそんな話も(笑)
そんな井戸端夢会議で出た夢はたくさん。
これからどう生きていこうか楽しみ( *´艸｀)
