最近は、寝具を変えたい熱がふつふつ。
ただ、新しく買いたいものはとても高価。
来年には新しく家族が増え、早ければ再来年には海外転勤になっているかもしれない我が家。
新たに高価な寝具を買っても、国外へはもって行けないかもしれないなぁという不安もあって、今すぐ買うことはあきらめました。
ただいつかは!!と夢はしっかり抱いております。
寝具を変えたくなっているのは、先日書いたもう私は買うことがないNGな服と同じ理由です。
化繊の服が全く合わなくなった…という話を書いたのですが、服同様に寝具に関しても化繊のモノは…暑い、吸湿しない、(肌が敏感な時は)肌が痒くなる!
それ故に、寝苦しく、眠れない。
夫はそこまででもなさそうなのですが、しっかり(時間的には)寝た日も疲れがとれていなかったり、寝返りが頻繁で、布団を脱いでしまうところを見ると…やっぱり寝苦しいのかなと思ったり。
最近そんな不眠を嘆いて、いろいろと睡眠に関することをリサーチしているのですが、やはり私の体感通り化繊の寝具って吸湿しないんだそう。
吸湿しないから、体温も下がらず、寝つきが悪くなるそう。
気になっていた夫の寝返りも、寝返りは必要なものだが、あまりに頻繁なのは寝具との接地面が暑くて、気持ち悪くてゴロゴロ動いている可能性ありとのこと。
しかもしかも、こういう不快症状って夏場だけかと思っていましたが…
冬は冬で吸湿しないものだから、汗が急激に冷めて、寒くて眠れないと言う事にもなるんだとか。
そういえば、私今まで実家でも独身時代に住んでいた一人暮らしの家でも、多分天然素材の布団なんて使っていなかったのですが、寒くて寒くて凍えるほどで、一向に寝付けなかった。
これは私がひどい冷え性だからだと思っていたのだけど、もしかしたら寝具も関係あったのかもなぁ。
むしろ寝具によって悪化させていたのかなぁ。
マットレスも、ベッドパットも、枕もポリエステル。
妊婦になっていつもより体温が上がったから気づいたのか、自分に合わない服を手放して、手放して、自分の肌や体の感覚に正直になっていった結果、今までの寝具の気持ち悪さにも気づいたのか…どちらが原因かわからないけれど。
この夏猛烈に感じた寝具との相性の悪さ。
あ~買い替えたい。
タイミング的に今買い替えれないなら、枕カバー位今年の自分への誕生日として買い換えようかしら。
寝具や服に限らず、布モノは案外心地よさと直結しているような気がします。
ふきん1枚でも、1枚数十円程度のものから、千円近くするものまで様々。
でも比べてみるとその値段の差は一目瞭然で。
数十円のふきんは、安いけれどお皿を数枚拭けばもうびちゃびちゃだったり、そもそも拭いてもきれいに水滴を拭ききれなかったり。
すぐぼさぼさになって、買替が必要だったりします。
一方高価なふきんは、洗うほどにふわふわになっていき、肌触りも気持ちがよく、水気もしっかりとってくれる。
そして長持ち!
下着だってそう。
妊娠して下着も急遽マタニティ用に変えることになって、初めての妊娠ですから何をどう選んでよいのかわからず、某量販店で2枚1000円のお安いショーツを買いました。
もう何度着ても履き心地が悪く、ストレスフルな毎日。
すぐにボロボロと糸も出てきてしまって長く使えるようなものではありませんでした。
タオルだって、(これは結構好みもありますが…)安いタオルはすぐにごわごわになって、ペラペラになって、吸水しなくなる。
一概に高いものが良いと言う訳ではないけれど、布モノは高いものと言っても数百円、数千円程度だったりします。(寝具以外は)
以前ブログにも書いたけれど、上質な暮らしというのは、まさに放送作家の小山さんが言う通り、特別なものでなくても使うものすべてに不満がない状態なのだろうと思います。
かつて某新聞に、放送作家の小山薫堂氏のこんな言葉が載っていたのを思い出します。「朝、ベッドから起きてトイレに入ったとき、いつもトイレがピカピカになっている。清潔な匂いのするタオルで体を拭く。完璧な焦げ目のつくトースターで毎朝パンが焼ける。使うたびにいいなぁと思う靴ベラを使って、家を出る。上質な暮らしとは、こういう"プチハッピーのミルフィーユ”だと思うのです。」
『大人の上品美爪塾』より
その中でも、直接肌に触れる寝具、洋服、タオルなどの布類は、ついつい安物でいいやとしてしまいがちだけれど、素材なんか見ずに買いがちだけれど、暮らしの心地よさに直結しているような気がします。
大きな最新テレビを買うよりも、きっと高価なバスタオルに毎日くるまれる方が、最新のロボット掃除機を買うより、気持ちの良いガーゼのパジャマで寝る方が、出ていくお金は少なくて、毎日の満足度は高いのでしょう。