少し前無印で木製のトレーを購入しました。
このトレーの目的はというと…収納のためです。
食事用の木製トレーをどう収納に？といいますと、引き出しの中に入れてそのトレーの上に恭しくブラジャーを並べています。ふふふ。
我が家は築年数の高い賃貸マンション。
なので大きな押し入れはあっても、今時の家のようにあっちこっちに収納がついていません。
そして収納家具もほとんど買っていませんから、独身時代に使っていたものをあーでもない、こーでもないと工夫して使っています。
独身時代の収納家具ですので、大人二人分…いえ大人子ども三人分を収めるには、収納が圧倒的に少ないのです。
ミニマルライフの諸先輩方の写真には、ゆったりと余白のある引き出しがあったりします。
我が家はというと、減らせども、減らせどもなかなかあそこまでの余白はできません。
ぎゅうぎゅうから、少しゆとりができたわ…という位です。
それは元々収納スペースが小さいから。
それでもすっきりを目指してコツコツしていれば、だんだんぎゅうぎゅうに入れるための収納用品が不要になってきます。
ぎゅうぎゅうに詰めるための収納用品を手放すと、また一層余白ができます。
しかし、収納用品が区切っていた区切りがなくなると引き出しの中、戸棚の中でモノが乱れてしまうことがあります。
物量は減っても、乱雑であればスッキリとは言えず。
そんな状態になっていたのが、私の下着入れでした。
ブラジャーやショーツ、靴下…そして私しか使わない化粧品やハンカチなどもここに入れていたものですから、バタバタして片付けるときなどは、きれいに並べることができず乱雑になっていました。
そこでこのゾーンを全出しして見直し。
まずはさらに不要なものを手放し、今不用なものを片付け(冬用のタイツもあったので、衣替えする衣類と一緒に片付け）、徹底的に物量を減らし、新たに収納用品をお迎えしました。
そのお迎えした収納用品が、食事の時などに使う木製トレーです。
トレーの上には、小さくたためないブラジャーのみをショップのディスプレイのごとく置いています。
トレー上のブラジャーは余白たっぷりで、元に戻すのも、取り出すのもストレスフリーだし、スッキリ美しく気持ちがいい。
つまりこの木製トレーの役割は、余白を作ること。
余白たっぷりのための収納用品です。
今は娘もいるのでそうそうお買い物になど行けませんが、私は下着屋さんの雰囲気が好きです。
少しキラキラしていて、素敵な下着がずらっとある様子は女心をくすぐります。
そんな素敵な下着も家にやってくるとそれほど素敵に見えなくなるのはきっと…生活感の一部になってしまうからだろうと思います。
ぎゅうぎゅうだったり、ごちゃごちゃの中にあればどんな素敵なものだってかすみます。
日本家屋には床の間がありますが、ここに飾るとスーパーで売っている数百円の花もぐっと素敵に見えるのは、余白がたっぷりだからです。
玄関の靴箱の上に飾っても、靴箱の上に花だけではなく、鍵やマスクなども置かれていればやっぱりかすみます。
特別扱いで余白たっぷりに収める。
これがどんなモノも素敵度がアップする秘訣なのかもしれません。
そういえば、娘の絵本棚に導入した無印良品の仕切り棚も余白を作るための収納。
どんどん増える絵本もここに収納する絵本は厳選。
図鑑類と週替わりの絵本、今月の新刊、いま取り組んでいることの関連絵本(今はトイレ関係の絵本）だけ。
大体30冊以内の本が並びます。
ぎゅうぎゅうに並べない絵本棚は、どの本をとる時も手を入れる隙間があり、絵本の上にも隙間があり、取りやすいし、収納しやすい。
最近1歳の娘も絵本を収納できるようになってきました。
ちゃんと入れるにはあと一歩です。
わが家にはまだまだぎゅうぎゅう収納の場所があります。
けっこうたくさんあります。
今後は少しずつ見直して、余白たっぷり収納に変わっていけばいいなぁと心密かに夢見ています。
余白たっぷりの収納は、取り出しやすい、収納しやすい、管理しやすい。
そして何より美しい。
私のこのブログのサブタイトルは、「暮らしの無駄をそぎ落とし、美しく生きる」なのです。
無駄がそがれるだけでも嫌で、美しい暮らしを目指しています。
といっても、「美しさって…どういうことが美しいのか？」と考えているとわからなくなったりするのですが、突き詰めていくと、余白は美しさに欠かせないものなのかなと最近は強く感じています。
