服についての記事…まだ続きます。
前回の話↓
服が少ないとお気に入りの服を何度も着れて、服がほつれたりしたら補修する余裕もできて、衣替えの時の労力も、自分に合わなくなって断捨離する時の労力も少なくて。
うん。少ない服っていいことだ。
そして今もう1つ少ない服のメリットをひしひしと感じている。
それが、次のシーズンの洋服を準備する喜びを感じること。
ミニマルではなかった大量の服を持っていた頃の私は、いつも洋服を買うのは行き当たりばったり。
友達と買い物に出かけて、あっちのお店、こっちのお店と見ているうちに、心にズッキューン!とくるような素敵な服に出会って、試着してみて、友達にも「いいじゃん!」とか言われてさ、そして買っちゃう。
たまに残業が少ないときにも途中下車してお買い物。
フラフラとお店を見て回るうちに、「あら、これ素敵ね」というモノがあって、ジーッと見て、一度離れて、やっぱり戻ってきて、店員さんの「試着なさいますか?」からの「お似合いです」を経て、そしてやっぱり買っちゃう。
その頃の服はヘビロテしている服もあったけれど、すごい素敵なのにあんまり着ない服もあったなぁ。
それはきっと、服の可愛さに一目ぼれして、友人の「いいじゃん」に気をよくしちゃって、もっと素敵に見えちゃって、実際に着るシーンを思い描けてなくて、いざ着ようと思えば、「これ1枚じゃちょっと寒いなぁ、でも上に羽織るとしたら…うーんこのカーディガンだと微妙だなぁ」となってしまったり。
仕事終わりの疲れた頭で、フラフラとキラキラした素敵なお店に足を踏み入れ、どれもこれもが素敵に思えるような心理状態で、「お似合いですよ」なんて言われて買ったけれど、実際着て1日過ごしてみたら、なんだか着心地が悪かったり。
つまり、実際の使用シーン、家にある服との組み合わせ、着心地、自分のこだわりなどなどあらゆる条件を考えていなくて、ただただ「その服可愛い―!」という高揚感だけで買ってしまっていたので、実際に使おうとしたときになんか微妙になっていたのだ。
だからね。
昔の私のワードローブはメイン級の素敵服がとっても多くて、無地のベーシックカラーのパンツとかそういう脇役服がとっても少なかったのです。
服を合わせにくいわけだ。
少ない服を始めて、自分の服に対する条件が少しずつ分かってきた。
首元が詰まった服は窮屈で嫌い。
化繊はむわっと暑くて嫌い。
ゴムが強すぎる、紐で縛るタイプのウエストは苦手。
などなど・・・
それで、家に帰ってくると着心地悪かったとかそういう失敗がなくなって、本当に気に入る服を選べるようになってきました。
あと、少ない服だから家にある服はどんな服が残っているかわかる。
だから何が必要かもわかる。
昔は素敵だと思う気持ちだけで買っていたから、コーディネートしにくくて箪笥の肥やしになっていたモノも多かったけれど、今はコーディネートしながら買っています。
そうなのです。
少ない服だと、持っている服の管理が簡単なのはそうですが、新しく買う服の失敗も少なくなってきたのです。
お店にフラフラ入って、行き当たりばったりで服を買ってしまう訳ではなくて、まず初めに「こういう服が必要だ」と考えて、それに対する服のリサーチをしたりして、買いに行くから、着心地などの失敗も少ないし、他の服と合わせにくいという失敗も少ない。
つまり。
この冬の冬支度もササッと早々お目当ての品をゲットしたよ!という話です。(笑)
買ったのはドレステリアの白パーカー
今の私の冬のワードローブは、コートが2着、ダウンベスト1着、ワンピースが1着、スカートが2着、パンツが1着、コットンセーター1着、カーディガン1着、そしてあとはインナーのTシャツたち。だけなのです。
コートとベストはアウターなので、その他で考えると、ボトムス3つに対してトップスは2つ、しかも、そのうちカーディガンは薄手なので冬本番に入ると戦力外になってしまいます。
そう考えると、明らかにトップス不足。
そこで昨年からあれこれどんなトップスがいいか考えていまして、以前これがいいかも!と言っていたドレステリアのパーカーにしたのです。
コットン100%で、厚手のパーカーなので冬の寒さにも◎
勿論手持ちのデニムスカートにも、プリーツスカートにも、デニムのパンツにも合います。
本当はセーターも買い足したいところですが、私の肌が弱いので欲しいセーターは高価で手洗い必須。
今は手洗いする余裕があまりないのと、抱っこが多く毛玉がたくさんできそうなので、今年は断念。
気に入るものが見つかれば、もう1つトレーナー的なものを買ってもいいかなと思っています。
娘の服も少なめ。
出産祝いにいただいた冬服をすべて袖を通して、サイズ感を再チェック。
ロンパースの2枚が今はまだ入りますが、もうギリギリ。
残りは、長袖1枚、長ズボン1枚、カーディガン1枚、ワンピース1枚、薄手パーカー1枚、真冬のモコモコズボン1つ。
あと引き続き半ズボン2枚も家では使えるかな。
そう考えると、足りないので買い足しました。
長袖ボディースーツを2枚、トップスとサロペットのセットを1組、レギンス2枚、長袖ワンピース1着です。
真冬のコートと厚手のトレーナーやパーカーは、家で過ごすことがメインで、体温が高い娘にどれくらい必要なのかわからなかったので、今回は買うのを控えました。
冬中盤に必要枚数を見極めて買いたいと思います。
こんなにも早く冬支度を始めたのは初めてでした。
いつもは寒くなってきて、ようやく足りない!と気付いて、買い足していたので、行き当たりばったりになりやすかったし、欲しいものが売り切れていたことも多かったけれど、段々気温が下がってもうすぐ秋かと思えるこの季節に冬物を買うのは、どれもまだ在庫充分で、「これが最後の1枚なんです」と言われて焦って買うこともない。
何事も早めに準備しておくことが良いと言いますが、こんなに早くに準備できたのは、服を少なくして、何が足りないのか、どんな服が欲しいのかわかるようになったからでした。
しっかり準備した冬の洋服たちを、今は早く着たくて首を長ーくして冬を待っています。
冬支度を楽しめる日が来るなんて。
しかも「この服可愛いー!」という一時的な興奮ではなくて、新しい服に手を通す日を心待ちにするという緩やかで長ーい楽しみを見出せる日が来るとは…ミニマルワードローブもなかなかいいモノです。