爪のお手入れについて少し悩んでいます。
なんとなく、爪切りで爪を切ると爪が傷むというのは知っていて、そこで繰り返し使えるガラスの爪やすりを買いました。
その時の話はこちら
それまでに買っていた粗い爪やすりよりもきれいに整えられて、クッション性のある爪やすりよりも短時間で形を整えられる。
それはそれで満足していたのだけど、伸びてかけの爪になんだか違和感。
すごく痛いのだ。
硬くて、爪の先がシャープで…肌に引っかかると痛い。
だからすぐに爪やすりしなければならなくて、1週間に1度だと遅いくらい。
これってガラスの爪やすりでやっているからなの?それとも私のやり方が悪いの?みんな数日おきに爪やすりしているの??
そう疑問に思っていたのです。
それで最近再び爪切りを利用しだしたら、伸びかけの爪もそれほど痛くない…
なぜ?
そうモヤモヤした一時期を過ごしておりましたが、最近こんな本に出会いました。
その名も『大人の上品美爪塾』
ネイル関連の本はたくさんあれど、どちらかというとネイルアートがメインの本が多い中、この本は副題が「もうネイルアートには頼らない!」です。
これは…私の読むべき本だ。そう思って借りてきました。
私はアレルギーがあったり、アトピーであったり昔から肌が弱く、喘息や結膜炎もよくなっていたので、『健康』にはとても小さな時から気を配ってきました。
それは美容に関してもそうで、昔から化粧は肌を傷めない程度にしたかったし、ヘアカラーなども髪の傷みが一番気になっていました。
土台の肌が、土台の髪が傷みがひどくならないように、なるべく痛まないようにと思っていたのです。
今考えてみれば、その割には勉強不足で、「赤ちゃんも使える!」とか「無添加!」という企業の宣伝広告に踊らされていただけだったなぁと思うのですが(;^ω^)
ネイルは友人たちの話を聞くと、サロンで塗ってもらったら、1か月後くらいにサロンでオフして、またサロンで塗る。
これの繰り返しなんだそうですね。
通うのが面倒に感じましたし、そんなに常に爪にマニキュア塗って大丈夫なの?とも思っていました。
ジェルのやりすぎで爪がペラペラになるなんて話も聞きますし、そんな話を聞くと私は、たまにセルフネイルを楽しむだけでいいか…と思ってしまい、ネイルケアにサロンに行くことはほぼなし。
結婚式前に行ったのが最初で最後。(前撮りと式本番の2回通いました。)
それでも、キラキラした爪に憧れがなかったわけではありません。
専業主婦になってからは、より一層自分にかけるお金は限られ、水仕事が多いので、ささくればかりの手になりました。
母の手もそうでしたが、女性の手は妻になり母になると、「仕事をした手」になります。
それも、指に刻まれるしわが毎日の手仕事を想起させ美しいのですが、やはりつるっとした手には憧れます。
「仕事をした手」に加えて、私の爪は小さく、子供のような爪です。
そんな爪周りがささくれまみれになれば、もう少しきれいにならないかなぁと思うのは自然なことでした。
そんな悩み多き私の爪&手に一筋の光がともったのはこの言葉。
「爪が小さくて子どもっぽい」「形が悪い」「すぐに折れる」など、爪にコンプレックスを持つ方も、だまされたと思ってまずは三ヵ月、そして半年間、正しいネイルケアを続けてみてください。個人差はあるものの、時間をかけて根気良く続ければ、必ずあなたの爪は美しく変わり、手元に自信が持てるようになるはずです。
『大人の上品美爪塾』より
「爪が小さくて子どもっぽい」とはわたしのこと。
折れた爪や形の悪い爪がケアできれいになるのは、なんとなくわかる。
けれど、爪が小さいって生まれつきのものじゃないの?
それも変わるの?とびっくりしたのです。
左下に映るのが私の手ですが、うん…やっぱり爪小さい。
接写には耐えかねるのでちら写し。
写真より実際の方がしわしわの手なのです。
週に1度軽く磨いているので、光が当たれば艶っとしていますが、小さくて、上品のフレンチネイルなど絶対に似合わぬ爪です。
話しを本に戻しますと、本を読んで気付きました。
私のネイルケア全然だめだった!!!ということ。
まず長さ。わたしは掌側から見て、爪が少しでも出ている部分はカットしていたのですが、実際きれいに見せるのは、爪の3分の1が出ている状態なんだそう。
私は3分の1どころか1㎜も出ておりません。
仕事柄長い爪がNGな人も指先から1~2㎜出るよう整えるのが良いそう。
形も、指の形に合わせてまぁるく整えていましたが、ラウンドスクエアという四角く整えて角をとる形が良いよう。
それは美しさはもちろん、爪の強度と安全性のためにもその形が良いのだそう。
それはその時だけの効果じゃなく、このラウンドスクエアを維持することで、爪のカーブが維持されて美しく、強い爪になっていくのだとか。
たしかに私の爪はカーブが緩い。
夫は私よりもさらに深爪なのだけど、爪にカーブはない。
そういう体質というか、そういうものだと思っていたけど、深爪が原因だったのか。
さらに本を読み進めると正しいお手入れ方法に行きつくのですが、ここでも驚愕。
私…全然ケア出来てなかった。
やすりで削って、シャイナーで磨く。これが今私がやってること。
甘皮処理は、聞いたことあったけれどネイルカラーするときにきれいに見せるためのものだと思ってやってなかった。
本当はネイルケアの中でもこれが重要度高いなんて露知らず。
そろえておきたいネイルケア道具の12個の中で持っているのはやすり、鋏、爪切りの3つだけ。
どれだけケアをおろそかにしてたか一目瞭然。
とはいえ、甘皮処理から、ベースコートを塗るまでたくさんある工程をネイルケア初心者ができるとは思えない。
だから少しずつ。
とにかくいきなり長い爪は気持ちが落ち着かないから、まずは手のひらから1~2㎜出るようにしよう。
どうせ今あるネイルケアグッズではそれくらいしかできない。
後は保湿とマッサージか。
ちゃんとケア商品を買ったら、週に1度のがっつりネイルケアを習慣化したいなぁ。
美というのは、人も家も同じような気がします。
シンプル、ミニマル、収納、掃除カテゴリーでは、先ずは引き出し1つキレイにしてみましょう。なんて話があります。
だまされたと思って引き出し1個きれいにしたら、すごくきれいな状態が気持ちが良くて、少しずつ家の中が整ってくるという話。
人も同じな気がします。
順番は人それぞれかと思いますが、「まずは肌だけでも!!!」と思って、肌をきれいにしたら、髪が気になってくる。服も気になってくる。
爪だって気になってくるのだ。
汚れや雑多なものも一気に増殖しがちですが、美もまた連鎖するんだなぁ~。