前回の記事で、産後の手伝いに来る母用の布団を実家から送ってもらったという話をしましたが…届いたのは、布団だけではなかったのです。
届いたのは…香でした( ゚Д゚)
母は今年の初めから私よりも早くマグちゃんを使っているはずで、リピート買いもしていたのですが、なぜなのか…柔軟剤の香りが箱一杯に詰め込まれていて。
モノを大事に使おうとしたあまり、我が家の住環境、私の精神衛生が乱れる結果に・・・
柔軟剤を普段使っている方は、「何をそんな大げさな」とお思いになるかと思いますが、本当にそれくらい大ごとな話なのです。
まず、箱から出した時点で家じゅうに香りがふりまかれました。
干したり、取り込んだりする間に私の着ている衣類、そして指に香りがつきました。
この指についた柔軟剤の香りが、一度石鹸をつけて洗ったくらいじゃ落ちなくて…何度も手を洗う羽目に。(もしかしたら母は柔軟剤の使用量を大幅に間違えてる気もします。)
香が干しても飛ばないので、家の中に香りが充満します。
どんどんどんどん目がシバシバ、鼻がムズムズ、頭がガンガンとなってきて、横になって休むことにしました。
そしたら!
衣類についていた香りが布団までついて、家中がデンジャラスゾーンに変化してしまったのです。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感の中でも、視覚、聴覚、嗅覚の3つは、自分の意志にかかわらず周りの環境に左右されるので、難しいですね。
食べるという行為をして感じる味覚や触るという行為をして感じる触角は、食べなければ、触らなければいいのですが、そこにあるモノは見ようと思わなくても否応がなしに見てしまうし、そこで流れている音は、聞こうと思わなくても聞いてしまう。
香もそうで、嗅ぎたくなくてもそこに香りがあれば勝手に鼻が嗅いでしまうのです。
そういう点では目、耳、鼻においては環境づくりが大事なのでしょう。
そして送ってもらった布団やカバーが化繊ばかりだったので、我が家の化繊率も一気に上昇。
このところ乾燥しているということもありますが、布団を干したり、取り込んだりした昨日は今年一番の静電気日和でした。
何を触っても、バチッ!バチッ!と静電気が発生しまくり…これまた気持ちが落ち込みました。
生まれてくる子供、産後の手伝いに来る母と年明けに人口が増える我が家。
人が増えるので、物が一時的に増えているものの妊娠前のように重いものを持ったり、あれこれ激しく精力的に動けないため、片付けも少しずつです。
ということは、一時的に出っぱなしになってしまうものがあるのです。
子供のモノはまだこれからある程度使うモノばかりですので、しっかり場所を開けたりしているのですが、母のモノは母が持ってくるので物量が把握しきれず、また1か月という一時的なものなので、出っぱなしになりがち。
そうすると、家が雑多になってきて、私の心も不安になったり、イライラしたりしがちなのに気づきました。
もちろんマタニティーブルーになりやすいということもありますが、この妊娠期間を通してみても、家がすっきりしているときの方が前向きに、ポジティブに、精力的に暮らせるのですが、家が雑然としてくると、イライラしたり、なんとなくTVをつけてだらだらしたり、不安になったりする確率が高い。
幸いミニマルライフのおかげかわかりませんが、その感情の揺れもひどくないのですが、ちょっぴり凹んでるなと思う時は、大抵家が雑然としている時でした。
母には産後わざわざ駆けつけてくれる予定ですし、布団なども送ってくれて大変感謝しています。
柔軟剤使う生活だって、化繊使う生活だって、当の母がそうしたいのならそうすればいいと思っています。
私には私の、母には母の心地よい暮らしがあるはずですから。
かつては私も普通に使っていた柔軟剤や化繊、そしてモノに囲まれた暮らし。
けれど今回柔軟剤の香りたっぷりの化繊の布団が届いて気付いたことは、もうそのかつての暮らしは今の私には合わなくなっているということ。
香が苦手になってきたので、夫が柔軟剤嫌いなので、もう柔軟剤は使うのやめましたという程度だったのに、もう二度と柔軟剤なんて買わないぞ!という強い意志に、化繊も今からなるべく減らしていくという程度だったのに、もう二度と化繊の布団なんて買わないぞ!と言う決意に変わりました(笑)
物量も…布団が届いただけでうっっとなってしまっている自分がいる。
本当に私という人間は、心が狭いのだなと。
つくづく自分をいやになりながら、今日もぽつりぽつりと片付けています。
10月は意識的に手放しをしていたのですが、11月はそういう意識をしていなかったにもかかわらず、断捨離が進行しています。
それは増えてきている母グッズ、赤ちゃんグッズとバランスをとるように自然と手放しているのかも知れません。
つまり、物量的には数か月前の物量が私の許容値マックスだったのかもしれない。