私の好きな本の一つに「フランス人は10着しか服を持たない」という本があります。
人気の本なので読まれた方も多いのではないでしょうか。
これを読んだ時は、「いいな～私もこのマダムのような生活がしたい」と憧れ、今でもたまに読み返しては自分の生活と重ね合わせます。
これを読むとフランスってなんて素敵な場所なんだろう。いつか行ってみたいと思うのだけど…実は私フランスにはすでに訪れたことがあります。
初めて行った海外旅行がフランスです。
行ったのは１４，５年ほど前。
高校の修学旅行で行きました。
当時通っていた高校は、結構マンモス校で一学年600人ぐらいいたので、修学旅行先は選択制でした。
京都、大阪や北海道、東京などの国内に加え、フランスやオーストラリアなどなどの海外も選択肢に。
当時の私はこれを逃しては、一生海外に行くことなんて無理かもしれないと本気で思い、フランスを選択。
初めて行ったフランスは本当に素晴らしかった。
バスの中から見る街並みもヨーロピアンな感じ。
きっと普通のマンションとかなんでしょうが、建物自体が少し古く、デザインが施されていて本当に趣がある。
食事はそんなに記憶に残ってないので、まぁまぁだったのかな。
とにかく一番おいしかったのは食後のフラン（プリン）だったのは間違いない。
ただ初めて「エスカルゴ」なるものを食べました。
食べる前にエスカルゴはカタツムリと思うとげげげっという気持ちもありましたが、出てきたそれは全く別物。
白い大きなプレートに、貝が5つポンポンと置かれていて、むしろ高級な食べ物のように思えました。
実際食べてみると普通に食べられる。
こういうポコポコと穴が開いたエスカルゴ用の飾り皿に載って出てきます。
森にも行ったのですが、日本の森とは全然違って、リスなどの小動物もいて何だかおとぎ話の世界のよう。
ルーブルは1日じゃ足りないくらいだったし、ヴェルサイユ宮殿はその豪華さに圧倒され、フォンテ―ヌブロー城もヴェルサイユとは違った美しさ、豪華さがあり、その庭も本当に素敵で…
しかもパリはいつも晴れていて真っ青な空に白い雲が気持ちがよくて、夜は蛍光灯じゃないぼわっと明るいオレンジの灯がぽつぽつと街を照らして、本当に素敵だった。
素敵なものがありすぎて幸せだった。
そんな素敵なパリで、お土産購入のため、最後に連れられたのがな、な、なんと三越！
当時高校生で、デパートなんて普段行かなかったし、ブランドも全然知らなかった。
もう何を買えばいいのかわからなくて、どれがフランスのモノかもわからなくて…
何を買ったかあんまり覚えてないけれど、自分用にLesportsacのポーチを買いました。
いまだに使ってるけど…今思えばフランスじゃなくてNYのブランド(笑)
もしかしたらフランス限定デザインかもしれませんが、今となっては真相は闇の中
あと友人や母、近くに住むいとこたちに配ったアガタプラダのハンドクリーム。
結構香りが強くて、外国感あるな～なんて話に一花咲いたハンドクリーム。
これも、今思えばフランスじゃなくてスペインのブランド(笑)
当時買ったときのパッケージデザインとは変わっていますが、こういうPOPなパッケージでかわいく、大きさも配るのににぴったりなミニサイズ。
中のクリームの色もまさにこんな色でした…
三越に行く前に観光したルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿などでも本やポストカードや、かわいい缶入りのお菓子などを買っていたのですが、最終的に連れていかれたのは、日本のデパート三越で、しかもフランスではない国のブランドのモノをお土産に買って帰った私でした。
いや～当時は知らなかったな。
アガタプラダもLesportsacもフランスで買ったから、てっきりフランスのモノだと思ってた(笑)
アガタプラダは大学時代にスペインに行ったとき、「あ、スペインのブランドだったんだ！」と気付きましたが、Lesportsacは、フランスで買ったことすらこのブログを書くまで忘れていた。
で、ブログを書く際に「あのとき三越で何買ったんだっけ？」と思い返してみれば、「あぁ、あのLesportsacのポーチを買ったんだ」と思いだし、「なんだ。これもフランスのモノじゃないじゃん」と15年ぶりに気付いたのでした…
初めての海外。
これもまた今となってはまた笑い話です。
ちなみに・・・多分三越でほかにもお菓子など食品系買ったんだと思いますが、こういうばらまき土産は何に入れて配るかと言いますと…
購入した場所は三越です。
勿論小分けの袋だって用意してくれます。
そうです。
「MITSUKOSHI」と書かれた小分けの袋に入れて、「フランスのお土産～」と言って配るわけです。
大抵の人は、「え？三越？」ってなります(笑)
