先日ぬいぐるみを手放しました。
学生の頃に夫や友人から頂いた手のひらサイズのぬいぐるみ。
少し前から気にはなっていました。
その理由は何か…と考えていたら、クリスマス後に手放したサンタさんではっきり認識。
その時の話はこちら
サンタクロースの置物が、家を美しく見せたり、心ウキウキするものではなく、ただ置いただけのモノになってしまったのと同様に、ぬいぐるみもただ置いているだけになりつつありました。
今回手放したのは3体のぬいぐるみ。
本棚の上や文具などが置かれている棚に置いてあったのですが、我が家はオープン収納(独身時代から使っている収納家具をそのまま使っているから)なので、視覚的にはごちゃっとした場所に3体並んでいました。
時には、1体横倒しになったりしていました。(多分ぶつかって倒れた)
そんなぬいぐるみを見るたびに、少しずつ罪悪感がふつふつ。
3体のうち2体は夫からもらったもの。
もらった当初は遠距離恋愛中だったこともあり、そのぬいぐるみを見るだけでほっこりしたものですが、今や夫とは毎日一緒に過ごしています。
ぬいぐるみというモノを介在させなくても、私は全然寂しさを感じないし、幸せです。
ぬいぐるみがなくても大丈夫なのです。
そして、日々のあれやこれやでぬいぐるみを大事に飾ることができなくなっている自分にも気づきました。
それで…ごめんねーという罪悪感もふつふつ。
それでこの度、立派に役目を終えた私のぬいぐるみたちを手放し。
また私の悪い癖で、娘が遊ぶかも!?という考えが一瞬浮かんだのですが、かき消しました。
私が手放しにくいモノを、娘に背負わせてはいけないなと。
娘には、たくさんのおもちゃは買ってあげられないけれど、娘が気に入ったおもちゃを使ってほしい。
夫と私は、性格が違いますが、一番違うな~と思うのが、夫の方が自分軸がしっかりしているところ。
ミニマルライフを始めて知った「他人軸」「自分軸」「モノ軸」。
私はミニマルライフを始める前は、知らず知らずのうちに他人軸で生きていました。
「私がしたいからする」「私が持ちたいからする」という訳ではなく、こうした方が親が喜ぶだろうから、こうした方が世間一般的に普通だから、断ったら悪いから…そんな理由ばかり。
そんな私よりも自分軸がしっかりしている夫は必要なものは、必要な時に必要と思われる分買います。
ミニマルライフを始める前の私のように、「今年は出費が多いから」と妥協して安物を買ったり、必要なのにグッと我慢することはしません。
たとえ高くても、必要なモノなら気に入ったものを買います。
何で彼はそういう決断ができるのだろうか…そう考えた時に気付いたのが彼の今までの暮らし方でした。
彼は一人っ子。
だから生まれた時から、必要な時に必要なものをちゃんと与えられ、とりあえず家にあるからとサイズの違う服を着させられることもなく、とりあえずお姉ちゃんが遊んでいたおもちゃがあるからと気に入らないおもちゃを与えられることもなかった。
もちろん夫の家は大金持ちではなかったので、子供が欲しいままに何でも買い与えていたわけではありません。
でもその時々に必要なものは、夫の好みや夫のサイズやライフスタイルに合わせて買っていたと思うのです。
また大きくなっていくと、いろいろと自分で決めることもでてきます。
どの部活に入るか、どの大学に行くか…などなど。
そういう選択の1つ1つ。
ついつい子供の想いよりも、子供の将来を心配して親はあれこれ口を出したくなるものですが、夫の両親は夫の選択を尊重してきた。
もちろん金銭的なことなど、できる、できないの範囲はあっただろうけれど、出来る範囲であり、夫にちゃんとした意思があれば夫の考えを尊重してきたのです。
そんな夫は大学も自分で決め、入試とともに家も一人で決め、一人暮らしの家の家具家電も自分でショップを回って決めてきた。
そういういつだって「自分には選択権がある」という気持ちを持って成長してきた夫。
お気に入りのモノ、自分に合ったモノに囲まれて暮らす。
自分の将来や自分のしたいことを無意味に拒絶されない。
そんな環境、経験が、夫自身の自己肯定感をあげることになった。
つまり、いつもいつも毎日毎日自分を大切な存在だと無意識に感じながら生きてきたのだと思う。
それが、彼が「自分軸」を持てた秘訣ではないかと最近思う。
夫は自分が無関心な領域に関しては完全にモノ軸でもありますけれど(笑)
だから娘にも…そういう環境を与えられたらいいなと思うばかり。
だからだから、私のぬいぐるみがあるからと言って、娘にそのぬいぐるみで遊ぶ事を強要してはいけないな。
シンプル・ミニマル界隈でよく言う「お気に入りのモノに囲まれて暮らす」と何気ない日常が幸せだという。
お気に入りのモノに囲まれて暮らすことが、自己肯定感をあげる方法なのだとしたら、それもおおいに納得です。
お気に入りのモノに囲まれて毎日暮らすことで、毎日毎日自分が大切な存在だと感じることができるし、自分の将来も前向きに考えられる。
娘だけでなく、私も…お気に入りのモノに囲まれた暮らし目指したいな。
ずっとずっとシンプル・ミニマルを目指すずっと前からそういう暮らしが理想なのです。
でも、引越があるから、お金がないから、将来結婚するかもしれないから…と結局無理だ無理だと適当なもので済ませてきたのが結婚前の私です。
やりたいことがあっても、「どうせかないっこない」と思ってしまう自己肯定感が低い証。
シンプル・ミニマルを目指して、他人軸だった私も少しずつ自分軸で考えられるようになってきた。
そんな今の私は、その時その時できる最大限理想の暮らしを追求すること。
そうすることで、例え引越しがあろうとも、何年後か、何十年後かには理想の暮らしに近づいているはずだから。
追求しなければ、一生届くことない理想に近づくことができると思うから。
あれ?何の話でしたっけ?
今日はぬいぐるみからどんどん派生して、理想の暮らしまで話が発展してしまいました。
読みにくくなっていたらすみません。
この理想の暮らしについて、まだまだ思うことあるので次回に続きます(^-^)