腸活にはヨーグルトよりみそ汁!大事な味噌こだわって選んでいますか?

先日記事で、花粉症対策に腸内環境を整えるという話をしたので、関連して味噌の話を。
先日の記事はこちら→花粉症の季節。腸内環境が復活のカギか!?
こちらの記事では腸内環境を整える食品としてオリゴ糖を取り上げていますが、もっと手軽にいつも食べている食べものでも腸内環境を整えたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

私も一人暮らし時代は、わざわざオリゴ糖を飲まずとも、バナナ、ヨーグルト、豆乳、みそ汁、納豆と腸にいいモノばかり食べていて、花粉症もかからず快適でした。
ですが、同じく花粉症の夫は上に出した食材味噌汁くらいしか食べられるものがありません。
そこで取り入れたのがオリゴ糖だったんです。

そしてもう一つ気にして食べているのがみそ汁なんです。

味噌は、日本古来からのスーパーフード

みそ汁については以前もさらっと取り上げましたが、血圧を下げたり、腸内環境を整えたり、胃がんや乳がんの予防が期待されるスーパーフードなんです。

腸内環境の意義

そもそも花粉症対策でなぜ腸内環境を整えるのかというと腸は食べものの消化だけではなく、免疫力や自律神経とも綿密なかかわりがあるからです。
腸に1000兆個あるという細菌は大きく分けると善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分けられますが、この菌のバランスが崩れると本来の働きができにくいのです。
善玉菌に代表される乳酸菌は、消化物を発酵させ免疫力を調整。
がん、肥満、認知症などの予防に働くと言われています。
悪玉菌を撲滅すればいいかというとそういうわけではありません。
悪玉菌は、赤痢菌など本当に退治すべき菌が来たときに攻撃してくれるのが悪玉菌です。
善玉菌と悪玉菌両方が必要なのですが、現代の食生活は野菜や発酵食品が少なく欧米的な肉類、油物が多かったり、ストレスや忙しすぎる生活などで悪玉菌が優勢な方が多いと思います。
悪玉菌が多すぎると、便秘や肌の調子が悪くなったり、免疫力も低下。
なので、あくまで善玉菌と悪玉菌のバランスが大事です。

善玉菌を増やすには、先日紹介したオリゴ糖や味噌や納豆、キムチなどの発酵食品、食物繊維をとることが効果的です。

みそ汁のメリット

同じ発酵食品の中にヨーグルトがあり、腸内環境を思い出すときに真っ先に思いつく食品ですが、私はヨーグルトよりみそ汁をお勧めします。
ヨーグルトが効果がないわけではないのですが、腸内環境を整えるためにヨーグルトを毎日大量に摂取すると体を冷やします。
冷えも免疫力低下を招きますので、腸内環境を整えるために毎日たくさん摂取するよりは、小腹がすいたときのおやつをヨーグルトに置き換える方がヘルシーですし、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を摂取できてよいと思います。
それに比べみそ汁は、温かく日本の食文化に馴染み深いものですので毎日の食事にも取り入れやすいです。
また、みそ汁は大豆からできる植物由来の発酵食品ですが、植物由来の乳酸菌は胃酸などに強く生きたまま腸に届きやすいともいわれています。
一緒に入れる具材次第で、一杯でしっかり栄養の取れるみそ汁。
最強の食べ物ではないでしょうか。

みその選び方

ちなみに味噌はどのように購入していますか?
白みそでも赤みそでも合わせみそでもよいのですが、ポイントは酵母が生きているかどうか。
よく原材料のところを見ると、「酒精」と書かれたものが多いです。
酒精やアルコールが書かれたものは、発酵を止めているので、できれば酒精やアルコールと書かれていない生みそがいいでしょう。
最近では、早く大量生産するために発酵を早めた作り方のモノが多いですが、そのままだとあまり味噌のうまみが感じられません。
そこで、化学調味料などを添加した味噌も多いので、何も入ってないと思っていた味噌も原材料を見てみると意外と入っているものが多いのでチェックすることをお勧めします。
基本的に何も無添加であれば「大豆、食塩」か「大豆、米、食塩」と書かれていると思います。
麦味噌の場合は麦も書かれてます。