GWなので、昨日に引き続きもう少し旅行の話を。
旅行と言えばお土産です。
家族、友人、会社の人へのお土産いろいろ種類はありますけれど、今日の話題は旅の思い出に買う自分へのお土産。
旅先ではいろんなものを買います。
ずいぶん昔に行った旅行で買ってまだ大事に持っているモノ、手放したモノいろいろあります。
今回買ったのはこちら。
素敵でしょう。
青いお皿が大好きです。
青い食材というのがあまりないので、緑や赤の野菜、白色お肉や魚、醤油でにつけた茶色の料理もぐっと美味しく見せてくれるから大好き。
お箸は夫が選びました。
結婚してずっと素敵なお箸を使いたいね…という話はちょこちょこしていたのですが、なかなか心をとらえるお箸には出会えず、とりあえず100均や無印のお箸を使っていました。
そんな中、今回金沢旅行に来てみれば、お箸を扱うお店がたくさん。
「何か素敵なのがあればいいな」と夫と二人お箸を探していましたが、金沢は金が有名なこともあり、持ち手が金ぴかに光っているモノだったり、黒赤の漆の上から、金で模様を描いたものだったり…とても華やかで、日本風なものが多かった。
それはそれで素敵なのですが、買うまでには至らず…
しかも、我が家の食卓は和食ももちろん作るけれど、洋風なものもあります。
西洋料理はスプーンやフォーク、ナイフで食べることもありますが、ハンバーグやピカタなど日本でもすっかりおなじみとなった洋食メニューはお箸で食べることもしばしば。
金ぴかのお箸や、赤黒の塗り箸は、和食や中華には合うかもしれませんが、洋食にはちょっぴり不向き。
普段使いしやすいシンプルなデザインで、気に入るものがなかなかなく、お箸はあきらめていたその時、通りかかったお店の中にお箸が見えました。
結構どこも同じようなデザインのお箸ばかり売っていたので、また同じお箸かな?と思いながら入ると、そのお店は私にも夫にもドストライクで。
今回買ったお箸は基本は木でありながら、四隅と一番てっぺんの部分が夫のはゴールド、私のはシルバーで縁取られています。
普通に使っていればわかりにくいけれど、光が当たればきらりと光るそんな控えめなデザインが気に入りました。
これなら、和・洋・中すべてにマッチ。
我が家の食器類とも合います。
ミッドブルーの小皿も鮮やかできれいな青ですが、能登の土を使っているようで、同じ土物として、我が家のこの中椀にベストマッチ。
今回この小皿とお箸を買ったのは、武家屋敷通りの中にある『本田屋食器店』さん。
窯元に直接出向いて焼いてもらっているオリジナルの商品ばかりなんだそうですよ。
アクセスなどの詳細は本田屋さんのHPからどうぞ→本田屋食器店
他のお店と違って、観光客も少なめで、店内にはお箸やお皿のほかに切子のグラスなどもあり、それも買おうか随分悩みました。
他にももう一回り小さいお椀や飯椀、豆皿、コーヒーサーバーなど買いたいと思ったのはたくさんあって…そのれらの中から吟味に吟味を重ねて一番使用頻度が高く、気に入ったものが見つかれば買い換えたいとずっと思っていた小皿をチョイスしました。
お店のカードにもあるように、普段使いできる器がたくさん。
ここでいう普段使いというのは、量販店に置いてあるような白一辺倒の器や、プレーンで何も装飾のない器という意味でも、お値段が1つ数百円と言う訳でもない。
今回買ったお箸も小皿も大体1つ2,000円程度。
決してすごく安いと言う訳ではありません。
けれど、高くて高くて手が全くでないという高さでもありません。
器は消耗品ではないからこそ、これくらいのお値段がデイリー用としてはちょうどいい。
デザインもとっても凝った装飾がついていたら、他の器と合わせにくいし、逆にプレーンすぎると食材を盛る技術が必要。
だからこそ、シンプルすぎない…けれどシンプルな器がデイリー向き。
家庭では、お店のように大きなお皿の真ん中にチョンと食材を盛って、色とりどりの薬味やソースで彩るなんてことはしない。
家庭では、同じ用途の皿をデザイン別に何種類も用意して季節ごと、料理ごとにいろんな種類のお皿を使い分けるのは大変。
そんなにお皿を収納する場所もなければ、手入れする時間も、買い集めるお金もないからだ。
そんな家庭用の普段使いの器というのは…食材を素敵に盛る技術がなくても、食材をお皿に置くだけでぱっと食卓が華やぎ、他の食器とも合わせやすい、和、洋、中の家でよく作る料理にも合う…そんな器が普段使いの器なのでしょう。
今回買った小皿。
ただただ切って並べただけのりんごもいい感じ。
さすが頼れる普段使いの器です。