昨日は正月からブログに遊びに来ていただきありがとうございました。
昨日のブログで、私は無駄なものは持たず、合理的でシンプルな暮らしをめざしつつ、一見手間のかかるような、時間がかかるような無駄とも思えることが好きだと書きました。
その矛盾の最たるものが、今の家ではティーセットではないかなと思います。
シンプル、合理的、実用一辺倒ならば、マグカップ、湯飲み、ガラスのコップがあれば十分。
もっと最小限に抑えようと思えば、温かいもの用と冷たいもの用で充分。
使う人は限られているわけです。
1人で何個も一気に使うわけではないので、そんなにたくさん必要ありません。
が…!
コップ類は本当に多いです。
湯飲みは2つ、マグカップは4つ、ティーカップも2つ、ガラスのコップが2つ。
お酒用にワイングラスが7つ(もともと2つだったのですが、1個割ってしまったときに夫が6個セットを買ってきたんです…)タンブラーグラスが4つ、ショットグラスが2つ。
お酒用のグラスはほぼ夫が買い求めたやつです(笑)
結婚前に私が持っていたグラスやカップ類は、結婚時にほぼ処分しました。
食器やカップを見るのが大好きだったくせに、その頃はたくさんの服や、本や、お付き合いで行く飲み会にお金を使っていたし、社会人になってからは毎日疲れ果てて食器を楽しむことからも遠のいて、適当な食器やカップしか持ってなかったから。
だからほぼすべて処分。
無駄を楽しむ
ほぼ処分したのですが、これだけは捨てられない…と今の家に持ってきたのがこれです。
クリーマーです。
これは、学生時代に買いました。
紅茶が好き、とりわけミルクティーが好きだった私は、いつか素敵なクリーマーを見つけたら買おうと思っていました。
しかし、近くの雑貨屋さんにあるクリーマーはとっても小さくて、寸胴なフォルムにちょこんと注ぎ口をつけたようなものばかり。
個人的にそれらが可愛いとは思えず、ずいぶん長いこと買えずにいました。
そしてとうとう出会ったのがこのクリーマー。
ノリタケのものです。
真っ白で何の装飾もないけれど、そのぷっくりしたフォルムに、優雅な注ぎ口。
初めてこういうクリーマーに出会いました。
今考えれば、それなりのお値段するお店にはこういう素敵なフォルムのクリーマーがあったのですが、当時は学生で行く機会も、行こうと考えることすらなありません。
奇跡の出会い。
シンプルライフを目指している身として、「必要か、必要でないか」といえば、必要でない。
使用頻度は低いし、これがなければ紅茶が飲めないわけではない。
実際、時間がない時はカップにそのまま牛乳を注ぐことだってある。いや…めっちゃある(笑)
だけど、たまに使いたくなる。
ケーキと一緒に飲むとき、ゆっくり読書しながら飲むとき。
そんな時には、ティーカップとクリーマーを合わせて飲みたい。
そういうシンプル思考から見れば一見無駄なことが、ずいぶん楽しいのです。
義母が一昨年、ヘレンドのティーカップをプレゼントしてくれました。
ヘレンドというブランドを…というよりも、今まで何かモノのブランドを考えたことがありませんでした。
なので当然ヘレンドも知らず…
ブランドを知らない私でも、「まぁ!素敵!!」と喜ぶほど素敵なカップです。
カップ&ソーサーも、シンプルで無駄なことをそぎ落とす観点から言うと、カップもソーサーも洗わなければいけないのでカップの中では無駄な部類かもしれない。
真っ先に断捨離対象かもしれない。
けれど、この圧倒的に心をゆったりさせてくれる、優雅な気分にさせてくれるそのパワーは、その楽しさは、マグカップには出せない。
だからどんなに断捨離を進めても、シンプル、ミニマルが加速しても、きっとティーカップは手放さないと思う。
むしろ…このカップに合わせるティーポットが欲しいところ(笑)
同じヘレンドで統一させようか…はたまた今あるクリーマーとも相性がいい別のブランドのポットを買うか迷います。
ヘレンドで統一したとしても、色に悩みます。
なんなら、ヘレンドのクリーマーもなかなか…いやかなり素敵で欲しくなってきます(笑)
シンプル、ミニマルを目指しながら、こういう普段の生活にはないものも大好きなので難しい話です。
今年はこのシンプル・ミニマルとちょっと心豊かに感じる「お遊び」的なモノの2つがしっかり共存できたらいいなと思っております。
夫がこだわって買い集めたグラスもあるので、ゆくゆくはこんなガラスのキャビネットに、ティーセットとタンブラーグラスを並べたいな~なんて思ったり。
今の家の状態だとこれ以上家具が増えれば、家の中がごちゃごちゃになるので、もう少し、いやもっと減らせたら、こういうキャビネットをお迎えしたい。
すっきり少ない家具の中に置けば、この素敵家具も生きるし、家もぐっと素敵になる気がする( *´艸`)
そういえば、私の実家は本当に食器が多くて、安物からちょっと値の張る食器まで全部キッチンの背面に備え付けられた食器棚にありました。
勿論その中にはティーカップがあります。
2種類で合計4つかな。
しかし、客人以外でそれを使うのは私だけ。
皆気軽なマグカップ愛用者なのです。
マグカップは本当に気軽。私もお気に入りのマグカップを去年買いました。
sonoのマグカップです。
このカップが本当にとってもお気に入り。
毎日使っているし、使い勝手もよく、たっぷり飲みたい私のニーズも十分満たしてくれる頼りになるカップなのです。
それでもやっぱりティーカップで飲みたいときはある。
気軽でほっとするマグカップ、ゆったり優雅にしてくれるティーカップ。
どちらでも紅茶は飲めるけれど、どちらも私に必要なカップです。