我が家に春がやってきました。
黄色くてふわふわポンポンがたくさんついたミモザ。
スーパーに季節の花として売っていたのを見て、つい買ってきてしまいました。
ミモザと言えば、たくさん束ねてスワッグにしたり、リースにしたりするのをよく見ます。
だから私も何本か買わないといけないかな~と言う気になっていたのですが…数が多ければそれだけ出費もするわけで。
ちょこちょこ花を飾りたいなと思っている私は、1回にかかる値段が高いと本当にたまにしか買えません。
多分月末家計簿を見て、「うっ花代が意外とするな…」とひるんでしまって続きません。
誰かにあげるわけでもなく、何かイベントがあるわけでもなく、ただただ私と夫のが見て楽しむためのお花です。
だから、豪華でなくてもよいのです。
自宅用のお花は、気軽に買えるお値段で、何本も必要ないものが良いかなと。
飾ってみると、大きなミモザは1本でも十分存在感あり、発色の良いイエローが、一気にお部屋を明るくしてくれます。
素人の活け方なので、見る人が見れば「もっとこうすればいいのに!」と言うのがあるかと思いますが、私はこれで十分満足。
生け方はどうあれ、お花の圧倒的パワーを感じます。
ちなみにこのミモザは、298円。
気軽に買えちゃうお値段なのです。
チューリップやスイートピーとも迷ったのですが、お値段がお手頃だったことと、ミモザは2月の終わりぐらいから本当に3月8日のミモザの日までのとても短い期間限定の花というのも決め手。
ミモザの日は今読んでいるこちらの本で知りました。
なんとなく春にミモザが出回っているのと、ミモザの日と言うのがあるというのは知っていましたが、その意味などは全然知らず。
ミモザの日・・・3月8日
(前略)1904年の3月8日にニューヨークで起きた、女性たちが参政権を要求したデモがその起源です。1917年のこの日にはロシアで女性労働者のデモが起き、帝政崩壊に及んだ革命的な日です。1975年には国連が「女性の社会参加と平等を呼びかける」記念日として制定しました。
この日、ヨーロッパでは男性から女性に花束を贈ります。なかでもイタリアではこの日を「ミモザの日」と呼び、母親や職場の同僚、近所の人などすべての女性に、春を告げる花、愛と幸福を呼ぶ花であるミモザを贈ります。女性たちはこの日は、家事や仕事から解放されてのんびり過ごすそうです。
『こんな時にはどんな花を贈るといい? 花贈りの便利帖』より
なんだか日本では可愛いミモザが独り歩きして、ミモザの日だ!ミモザの日だ!と意味も分からず売ったり買ったりしていますが、その意味を知って、より一層今年はミモザの花を飾ろうと思ったのです。
イタリアは男性からプレゼントされるようですが、夫からミモザをプレゼントされるのを待つなど奇跡でも起こらぬ限りありません(笑)
私自身結婚式などイベントごとでお花をプレゼントはしたことありますが、何もない日常で花をプレゼントするってかなりハードル高いです。
普段花屋に行かない夫ならなおさらハードル高いです。
だからお花は適度に自分で買って、家で楽しみたいと思います。
いつかイタリア男性のように日本男性も気軽に花をプレゼントする文化になればいいな。
花もらって嫌なことなんてありませんから。
本によると切り花は玄関など涼しい場所が長持ちするそうで、我が家も玄関に置いてます。
丁度リビングなどには良い置き場がなかったので、玄関がぴったり。
玄関の小窓もすりガラスなので柔らかい光がミモザに注ぎます。
ミモザを買った日私は迷いに迷っていました。
我が家には花器の類が一切ないのです。
何に飾ろうかとキッチンをあさり結局見つけたのが500mlウォーターボトルでした。
蓋をとってしっかり洗い、茎の先を斜めに切り、下の方の葉っぱを取り除きます。
なるべく長持ちさせたいとついつい買ってしまった「キープフラワー」とお水を入れて、ミモザを入れる。
でもこれでは花は不安定。
出来れば一輪挿しのように口がすぼまっているといいのにと思って、思い出したのが昔TVでやっていたマスキングテープを使った活け方。
こんな感じで三辺をマスキングテープで止めるだけ。
それだけで広口のボトルが先のすぼまった一輪挿し風に使えます。
我が家で花を飾るのは、バサッと大きなブーケよりこうやって1本1本飾ることが多いと思うので、一輪挿し買ってもいいかなぁなんて思ってますが、最近なんだかほしいものが多いので、とりあえず今夫が飲んでいるお酒が空になったら花瓶として使おうともくろんでいます。
ちなみにキープ・フラワーとはこれのことです。
花瓶の水に入れるとお花が長持ちするそう。