爪を磨くとき、刺し子をするときは映画と紅茶を用意します( *´艸`)
そうすると、じっくり時間をかけていても全く気にならないからです。
もちろん時間がない時や夫がいるときは、映画も紅茶もなく、ササッとやってしまうのですが、時間があれば映画を見ながら思う存分やりたいのです。
最近ササッとばかりになっていたので、先日久々にじっくりケアしました。
見たのは『ファッションが教えてくれること』という映画。
ネイルケアしながら見るにはぴったり過ぎるほどぴったりです。
この映画は世界で最も影響力のある雑誌とも言われる「VOGUE」が舞台のドキュメンタリー映画。
『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じたファッション誌編集長のモデルとなったとも噂されるアナ・ウィンター。
彼女は瞬時に決断を下し、納得できる出来栄えでないものや方向性の違うものは、例え締め切り5日前でもやり直させる。
厳しすぎるとも言われそうだけれど、それだけ妥協なしで作っているからこそ、きっと”世界で最も影響力のある雑誌”と言われるようになったのだろう。
本作は、1年の中でも最も気合の入る9月号を作る様子が描かれている。
この映画…一番びっくりしたのがアナの若々しさ。
プラダを着た悪魔は見たことあったので、なんとなく要求の強さやバタバタな現場などは知っていたのですが…編集長がこんなチャーミング系とは知らず。
メリル・ストリープ演じるミランダはどちらかと言えばかっこいい系で強い女のイメージ。
洋服もパープルやモノクロなど落ち着いたトーン、色味の少ない服だった印象。
それに比べてアナ・ウィンター。ボブカットにサングラス。
柄物、色物のワンピースにカーディガン、色味の少ないヌードカラーのピンヒールというスタイルです。
日本では年を経るごとに、シンプルか色味を抑えたスタイルにたどり着いていく人が多い中、アナ・ウィンターのファッションとってもガーリーでかわいい!
私も住宅街でこの装いはかなり目立つのでなかなかできませんが、結構好きなファッションスタイル( *´艸`)
だいたいこんなかわいいスタイルを着こなすなんていくつなんだ?と調べてみましたら、Wikipediaによると69歳とのこと!
この映画が撮られたのが、2009年ですからちょうど10年前…59歳の時の姿だと予想されます。
たしかに皺はあるし、ノースリーブから覗く腕を見れば、年を取っているのだろうというのはわかるのですが、59歳には驚き!
もちろん映画用にしっかりメイクさんもついて、きれいに見えるようにしていたのだろうけれど…
若く見える1つの要因は、やはり色。
色の持つ力ってあると思います。
肌の色や瞳の色によって、似合う色、似合わない色あるでしょうが、暗い色より明るい色の方が、ぱっと顔色をよく見せてくれるもの。
私も最近は黒より白が、モノクロよりカラーが好きになってきて、ワードロープの中もだんだん明るく、カラフルになってきた(笑)
シンプル、ミニマル界の流行とは逆行しているわけですが、最近どうもブラックパンツやアースカラーが好きになれない!のです。
そんな私には、アナのファッションが楽しくて…好き。
youtubeで『ファッションが教えてくれること』の予告編を探していたら、こんな動画も見つけました。
この時のファッションも大きな花柄でオレンジ。
後は表情とスタイル。
テニスをよくやるようで、59歳とは思えぬスレンダーボディ。
社内をヒールであちこち歩く、海外出張に行く。
そういった日々も座りっぱなしの生活に比べれば結構な運動になり、若さにつながっていそうです。
後は表情が豊かなこと。
人目に触れる機会が多いからだと思いますが、表情豊か。
こんな年の取り方もあるのだと思いました。
VOGUEで働き、世界をまたにかけて仕事する…なんてことはできませんが、スタイルを維持し、「年だから…」とおしゃれすることをあきらめず、チャーミングに生きるのは、きっとその人の努力次第。
そういう努力を忘れずにいたいと思いました。
先日5年で作り上げるクローゼットを目指していると書きましたが、この映画を見て服を買いたい気持ちがうずうず。
けれど、まずはどんな服が欲しいかを考えています。
そこで過去に好きだった服を考えてみると、従妹からのおさがりだったけれどブルーの大柄ワンピースは結構好きだったな、タイで買ったグリーンとブラウン、ホワイトの斜め細ストライプのワンピースも安かったけれど結構好きだった。
反対にカーキや薄ーいあせたベージュなどのアースカラーの服は持っていたけれど、なんか似合わなかったり、使いやすいけれどときめかなかったり、気に入るものに出会うのは難しかったな。
そういうことを思えば、このアナのスタイルはかなり参考になって、あまりに派手な服装は日常使いしずらいですが、シンプルで、けれどちょっぴり華やかなそんなワードロープを作っていけたらいいなと思う今日この頃。